関東バス・アーカイブス「味わい」
過去のヘッドライン (2023年上期)

Headline News Archives 2023

関東バスヘッドライン 過去記事 (2023年1月~6月)

→これより過去の記事は過去のヘッドライン(2022年7月~12月)

関東バス_A1906登場
約7年振りの1900代が阿佐谷営業所に3台(A1906~A1908)到着した。
中扉以降の座席は1人掛けであるラッシュ型で、A1904,A1905とは異なる配置となった。
A1906 荻窪駅北口 2023.7.31
(Photo:Ajiwai)


■2023年度新車/除籍の話題

2023(令和5)年度に入り、新車の投入に伴う車両代替が行われた。

まず5月24日には、青梅街道営業所のC1208「PKG-RA274KAN」が除籍されているのを確認した。 立野橋にある青梅街道営業所の車庫に留置された後、25日には搬出された模様だ。 その後、C1212が除籍となり6月6日にC2471(練馬200か37-02)が納車、 6月14日にはC1213が除籍となりC2472(練馬200か37-03)が納車されたが、 2022(令和4)年2月に武蔵野→青梅街道へ転属したC1208,C1212,C1213は、 青梅街道営業所での活躍は1年強での除籍となった。

青梅街道営業所では更に新車が投入され、7月12日にC2473(練馬200か37-09)が到着、 7月19日にはC2474(練馬200か37-10)が到着し、代替でC2122,C2123「PJ-MP37JK」が相次いで除籍となった。 C2122は除籍後、北海道拓殖バスに移動したとの目撃情報が入っている。

今回青梅街道営業所に投入された2400代は中扉以降の座席配置が1人掛け中心のラッシュ型となっており、 2020(令和2)年度に投入されたC2460~C2462とは仕様が異なるが、 導入年次により座席配置が異なる点が興味深い。

この一連の2400代投入により、青梅街道営業所の2400代が25台に達したこともあり、 今まで運用されることのなかった路線に充当されるようになった。 具体的に確認した限りでは、新たに 荻12「荻窪駅~井荻駅」, 西10「西荻窪駅~吉祥寺駅」, 西50「西荻窪駅~井荻駅」, 吉81「吉祥寺駅~上石神井駅」と関連する出入庫系統に2400代の運用範囲が拡大している。

→除籍となり立野橋にある分車庫で留置中のC1208,C1213やC2123の画像。
(画像提供:三鷹様)
→23年度新車のC2470。
(Photo:Ajiwai)
→運用開始直後のC2471。最近投入の2400代はベビーカーマークが省略されているが、青梅街道の車両はC2470を除きマークが追加されている。
(Photo:Ajiwai)
→登録ナンバー交付を受けて回送中のC2472。納車時にはベビーカーマークが省略されていたことが判る。
(画像提供:阿03の人様)

→青梅街道では2400代追加投入に伴い、荻12,西10,西50,吉81にも使用されるようになった。
(Photo:Ajiwai)
→フルカラーLEDのC2407が西50に充当された時の姿。
(画像提供:関町南一丁目様)

武蔵野営業所では、5月27日にB1207が除籍された。整備工場で除籍作業を行うまでは通常通りだったが、 その後は第五小学校の車庫には送られず、整備工場にずっと留め置かれて5月31日に搬出された点が通常の取り扱いと異なった。
B1207の代替としてB1969「2RG-LV290Q4」(多摩200か38-09)が5月30日に納車された。 この車両から型式がLV290Q4となり、ドライバー異常時対応システム(EDSS)に自動検知機能追加など仕様変更があったことも関連して、 運転士に対する取扱説明会が実施されるなどしたため、営業運転入りは6月中旬となった。

2022(令和4)年度下期には、いすゞエルガの統合車種となる日野ブルーリボンのB7251,B7252が投入されたが、 1950代が再び投入されたということで、今後いすゞ車か日野車のどちらが投入されるか、 車両代替のたびに目が離せなくなった。

→5/27午後、B1207が武蔵野営業所にてナンバー取り外しなど除籍準備と見られる動きが確認された。
(画像提供:うえぴっぴ様)
→B1207の代替で登場したB1969。撮影時には運転士に対する取り扱い説明のため、営業所の最前列に留め置かれていた。
(Photo:Ajiwai)

一方、五日市街道営業所には、E1211の除籍に伴いE2469(杉並200か・1 80)が6月9日に到着した。 五日市街道営業所に投入される2400代の中扉以降の座席は2人掛けが基本の都市型が一貫して採用されており、 今回投入のE2469も中扉以降の座席は2-2-2-2-5席となっている。

→E1211の代替で登場したE2469。画像は吉祥寺駅にて出発待機中の姿。
(Photo:Ajiwai)

このところ2400代の投入が続いていた阿佐谷営業所だが、 A1524とA1525「PJ-LV234L1」が除籍となり、 代替として7月6日にA1906(杉並200か・1 82)、7月13日にはA1907(杉並200か・1 83)が登場した。
代替となる1900代は2016(平成28)年9月にA1904,A1905が投入されて以来約7年振りの増備となる。
1520代からは初の除籍が発生となったが、 先に導入されたA1521~A1523よりもA1524,A1525が先に除籍となったのは、 車検期限の関係と推測される。

その後、A1215が7月19日に除籍へ向けた作業を開始、7月21日の午後2時過ぎに搬出されたが、 このA1215の代替としてA1908(杉並200か・1 85)が追加で納車されている。 なお、除籍となったA1215は、環八通り内回りを南下する姿や東扇島で目撃情報が入っている。

今回導入されたA1906~A1908の型式は「2RG-LV290N4」で、 燃料タンクはメーカー標準の左側となっている。中扉以降の座席は1人掛けが2列続くラッシュ型で、 A1904,A1905の2人掛けとは異なる配置となった。
ラッシュ型といえば、2023(令和5)年2月に阿佐谷営業所へ投入されたA2465,A2466は中扉付近の座席2列分が設置されず、 フリースペース仕様で国土交通省の「15年標準仕様ノンステップバス認定車両」となっているが、 今回投入されたA1906~A1908はフリースペースが設けられていない点が特筆される。

新たに運用を開始した1900代は、阿01,阿02,荻06,荻07,中03に充当されている。

なお、今年度は丸山営業所への新車導入は今のところ無いが、 2015(平成27)年度車のD2402が車体更生工事を行っており、 2400代の投入が続く中で初期車が折り返し点を迎えた点も特筆される。


→除籍となり阿佐谷営業所の奥で旅立ちの時を待つA1525,A1215の画像。
(画像提供:三鷹様)
→7年振りとなる1900代の新車が投入された。画像はA1906。
(Photo:Ajiwai)
→阿佐ヶ谷駅に姿を見せたA1907。このほかA1908も登場している。
(Photo:Ajiwai)

→2023年度新車(1900代,1950代,2400代)の型式写真を掲載開始です。

(情報提供:うえぴっぴ様, 三鷹様, 阿03の人様, seribuchi-zx様, 関町南一丁目様
| 2023/5/24, 2023/8/13記事追加)






■ほの国号昼行便が運行開始

関東バス_11号車がほの国号昼行便に充当
5/19から運行開始したほの国号の昼行便。2階建てバス限定で運行されている。
11[丸山] 足柄SA 2023.5.19
(画像提供:ふじもん様)


今まで夜行高速乗合バスとして運行されてきた「新宿・豊橋エクスプレス ほの国号」だが、 このほど2023(令和5)年5月19日より昼行便の運行が開始された。

ほの国号夜行便の経路は
「練馬駅北口・中野駅・バスタ新宿~豊川駅前・豊橋駅前・植田車庫・田原駅前(三河田原)※復路は渋谷マークシティに停車」
だが、今回設定された昼行便は
「新宿駅西口(12番)~豊川駅前・豊橋駅前・植田車庫※復路は渋谷マークシティに停車」
となり、一部短縮されているのが特徴だ。

新宿駅西口は宿08「新宿駅西口~中野駅」が使用する12番停留所から発着、 往路は1615発→植田車庫前2200着である。 復路は植田車庫前0700発→渋谷マークシティ1300着→新宿駅西口1335着のダイヤが設定された。

使用車両は2階建てバス指定となっており、 2021(令和3)年9月に導入されたバンホール/スカニア社のアストロメガ「TDX24」と、 近年稼働率が低くなっていたエアロキングの150号車「MU612TX」が任にあたっている。 運行開始初日の5月19日(往路),20日(復路)は11号車が充当されたほか、 5月20日(往路),21日(復路)エアロキングの150号車「MU612TX」にて運行された。 ちなみに5月21日の往路は再び11号車による運行となっている。

新宿駅西口では、2022(令和4)年12月16日より14番停留所を発着していたドリームスリーパー東京大阪号がバスタ新宿発着に変更されて以来、新宿駅西口を発着する高速バスは季節運行の鳥海エクスプレス号「新宿駅西口~本荘駅前・本荘営業所」のみとなっていたことから、 新宿駅西口で高速仕様車を見る機会が増えることになる。


→運行開始初日の5/19、新宿駅西口12番に姿を見せたアストロメガ11号車。
(画像提供:ふじもん様)
→出発前には運行開始を記念したヘッドマークが掲げられた。
(画像提供:三鷹様)
→「豊川・豊橋」の表示で新宿駅西口を出発した11号車。
(画像提供:三鷹様)
→5/20往路、5/21復路は150号車が担当した。画像は復路便にて新宿駅に戻ってきた150号車。
(画像提供:三鷹様)

→「ほの国号」昼行便の専用ページを新規公開です。

(情報提供:ふじもん様, 三鷹様 | 2023/5/19)


■バス好き大好き!「関東バス」×「西武バス」=3扉車バスツアーを開催

3扉車の並び_関東バスB3008と西武バスA7-403
西武バス上石神井営業所にて並んだ2台の3扉車。
(左)A7-403[飯能](右)B3008 西武バス上石神井営業所 2023.4.15
(画像提供:三鷹様)


西武バスと関東バスのコラボ企画となる、 「バス好き大好き!「関東バス」×「西武バス」=3扉車バスツアー」が2023(令和5)年4月15日に西武グリーンツアー主催にて開催され、 当日は関東バス最後の3扉車であるB3008「U-UA440HSN」と、 西武バス創立90周年の記念企画として移籍先の近江鉄道から里帰りを果たしたA7-403「KC-UA460HSN」の2台による共演が見られた。

ツアーの参加者は西武バス側の発着地点が所沢駅、関東バス側は三鷹駅となり、 関東バスB3008の主なルートは以下の通り。 三鷹駅北口→電通裏(撮影会)→西武バス上石神井営業所(A7-403と合流、撮影会等)→吉祥寺駅にてフォトラン→関東バス青梅街道営業所(撮影会)→三鷹駅北口にてフォトラン→(鷹21の旧ルート経由)保谷駅(希望者は解散)→三鷹駅北口(解散)

一方、西武バスA7-403は出発地点が所沢駅で、上石神井営業所到着以降は保谷駅まで関東バスB3008と同じルート、保谷駅から所沢駅へ戻るルートを辿ったとみられる。

関東バスと西武バスの3扉車が同一ファインダーに収まることはもちろんだが、 実際に活躍してきた吉祥寺駅などに2台揃って姿を見せるという貴重なシーンが見られた。


→吉祥寺駅にて行われたフォトラン。中央線以南にも姿を見せた。
(画像提供:三鷹様)
→三鷹駅でもフォトランが行われた。
(画像提供:三鷹様)

(情報提供:三鷹様 | 2023/4/15)


■131号車が除籍される。

関東バス_131号車除籍
関東バスから除籍となり、最後のひとときを過ごす131号車。
131[武蔵野] 第五小学校 2023.3.31
(画像提供:三鷹様)


空港連絡バス「吉祥寺駅~羽田空港」の初代車両として活躍し、 晩年は武蔵野営業所へ転属してお台場直行バス:湾01「武蔵野営業所・吉祥寺駅~有明ガーデン」 で活躍した131号車「KC-RU3FSCB」が除籍となった。

131号車は2023(令和5)年3月29,30日に除籍へ向けた作業を実施、 3月31日には第五小学校の車庫にナンバー外された状態及び会社名をガムテープを隠した状態で留置されていたが、 3月31日の午前中に第五小学校を後にした。

131号車は2022(令和4)年7月末をもって定期運用を持っていた湾01から撤退、 8月30日にさよならツアーを実施後は第五小学校に長らく留置されていた。

3月18日には、131号車の実質的なラストランとなる、「愛犬と行く城ヶ島公園とガーデンカフェ バスツアー」にて充当される予定だったが、 当日の悪天候により中止となってしまった。 その後はそのまま代替日程でツアーが開催されることはなく、今回の除籍となった。

この131号車の除籍により、関東バスの観光仕様カラーの最古参車は、 武蔵野営業所に配属されている2階建てバスの120号車「KC-MU612TA」となった。


→関東バスを除籍となり、第五小学校に留置中の131号車。
(画像提供:三鷹様)
→今回除籍された131号車のさよならツアー時の姿。このさよならツアーが実質的なラストランとなった。
(画像提供:うえぴっぴ様)

→131号車さよならツアー(2022/8/30)の記事はこちらから。

(情報提供:うえぴっぴ様, 三鷹様 | 2023/3/31)


■キンシオ桜めぐりツアー開催で120号車が使用される。

関東バス_120号車_キンシオ桜めぐりツアー
三鷹駅を出発し、桜通りと中央通りの交差点に差し掛かった120号車。
'23年は桜の開花が早過ぎたことから、一部の桜は見頃を超えてしまったものもあった。
120[武蔵野] 三鷹駅北口付近 2023.3.25
(画像提供:三鷹様)


武蔵野市在住のイラストレーターであるキン・シオタニ氏解説の元、 武蔵野営業所に所属する2階建てバスの120号車を使用して、 武蔵境、三鷹、吉祥寺各駅のイルミネーションを巡るツアーが2022(令和4)年12月17日に開催されたが、 このたび、2023(令和5)年3月25日には120号車を使用したキン・シオタニ氏解説による桜めぐりツアーが開催された。

イベントは午前・午後の2部制で、 午前は三鷹駅から中野駅へ桜の名所を巡りながら向かい、 午後は中野駅から三鷹駅へ向かったとのことだが、 ツアーの詳細ルートは非公開で行われた。

三鷹駅では土曜・休日には発着路線が無くなってしまった4番停留所を使用して発着が行われたほか、 中野駅では出入庫便のみの使用となった2番停留所を利用して発着したのが特筆される。

昨今のコロナ禍により、武蔵野営業所へ転属してからの120号車が活躍する機会がほとんどなかったが、 昨年末のイルミネーションを巡るツアーやお台場直行バスへの期間限定投入など、 活躍する機会が徐々に増えつつあることはバスファンにとっては喜ばしいことである。


→キンシオ桜めぐりツアーに充当され、三鷹駅4番停留所にて待機中の120号車。
(画像提供:三鷹様)
→中野駅2番停留所に姿を見せた120号車。中野サンプラザは閉館となり、駅周辺は今後大きく姿を変えようとしている。
(画像提供:ふじもん様)

(情報提供:三鷹様, ふじもん様 | 2023/3/25)


■やまと号に150号車が使用される。

関東バス_やまと号を代走した150号車
3/15の新宿発、3/16の五條発のやまと号において、エアロキングの150号車が充当された。
後方には奈良交通の通常便を従えて、京王プラザホテルの所定位置の前方にて待機中の150号車。
150[丸山] 京王プラザホテル 2023.3.15
(画像提供:三鷹様)


2023(令和5)年3月15日に新宿を発車する便(増発便)及び3月16日に五條バスセンターを発車するやまと号において、 エアロキングの150号車「MU612TX」が充当された。
やまと号の通常運用ではバンホール/スカニアの2階建てバスである11,12号車「TDX24」が充当されるが、 何らかの理由により2台共運用入りできなかった模様で、 150号車が代走する形となった。 ちなみに3月14日のやまと号においても代走が発生、 日野セレガスーパーハイデッカの95号車「PKG-RU1ESAA」が充当された模様だ。

150号車による夜行高速乗合バスへの充当は、 当サイトで確認できる限りでは2020(令和2)年のコロナ禍以降は確認できていないため、 少なくとも3年振り以上の出来事となった。 またエアロキングは、2013(平成25)年2月28日をもってやまと号から定期運用を離脱していたのだが、 定期運用離脱から10年の歳月を経て、 代走という形ながら今でも運用されるというのは特筆すべき事柄と考える。

また、京王プラザホテルからの発着は4月1日より当面の間休止になるため、 2つの意味で貴重な光景が実現したことになる。


→やまと号に充当された150号車。早咲きの桜と同一ファインダーに納まった。
(画像提供:三鷹様)
→増発便のため、バスタ新宿ではなく新宿駅西口26番停留所で客扱いを行った。
(画像提供:三鷹様)

(情報提供:三鷹様 | 2023/3/16)


■A2465,A2466,E2467,E2468が登場、1200代のADG-車が全廃。

関東バス_運用開始したA2465とA2466
新たに運用を開始したA2465とA2466。
阿01,阿02にてすれ違う姿が見られた。
(左から)A2465,A2466 白鷺一丁目 2023.3.5
(Photo:Ajiwai)


このたび阿佐谷営業所と五日市街道営業所に2400代「2PG-MP38FKFV」の新車が2台ずつ導入された。 阿佐谷営業所に導入された2400代は2022(令和4)年8月のA2464以来だが、 五日市街道営業所に2400代が導入されたのは2018(平成30)年12月のE2438まで遡ることになり、 約4年ぶりのこととなった。

阿佐谷営業所では、A1203,A1204「ADG-RA273KAN」が2月20日に除籍へ向けた作業を開始、 登録ナンバーが外された状態となり、 21日の朝には阿佐谷営業所の奥で2台が並ぶ姿が見られた。 そして同じ21日には代替の新車となるA2466(杉並200か・1 75)が到着した。 A2465(杉並200か・1 76)は2月27日に到着したが、 登場順序が前後したことで社番と登録ナンバーが逆転する形となった。
今回除籍のA1203は2月22日に阿佐谷営業所を後にしたがA1204はしばらくそのまま留置が続いたことから、 今後の処遇が2台では異なる可能性が考えられる。

A2465,A2466は 阿01「阿佐ヶ谷駅~中村橋駅」, 阿02「白鷺一丁目→阿佐ヶ谷駅→荻窪駅→白鷺一丁目(循環)」, 荻07「荻窪駅~練馬駅」, 中03「中野駅~練馬駅」にて充当されたことを確認した。

A2465とA2466は中扉以降3列分の座席配置が1席となるラッシュ対応型で投入された。

一方、五日市街道営業所には2月27日にE2467(杉並200か・1 77)とE2468(杉並200か・1 78)が到着した。 当初は中型車であるE352,E353「PB-RM360GAN」の代替が取り沙汰されたようだが、 車種の運用状況を踏まえて大型車同士による車両代替となった模様で、 E1201,E1202が除籍された。
しかしE2467,E2468が到着した後もE1201,E1202の2台共に運用に入っており、 一時的に増車と言う形になった。
実際にE1202は3月5日に荻54,荻58「荻窪駅~芦花公園駅,北野」と 出入庫で荻53「荻窪駅~五日市街道営業所」にて運用されたことを確認している。
これは、除籍と納車を同時に処理すると一時的に使用可能な車両が減少するため、 車両不足の不都合発生を未然に防ぐための措置と推測される。 その後E1201は3月6日に、E1202は3月8日に除籍へ向けた作業が行われて登録ナンバーが撤去された。

E2467とE2468は阿佐谷営業所に導入されたA2465,A2466とは異なり、 中扉以降3列分の座席配置が2席となる都市型で投入された。 ちなみに今回導入された4台は、前面行先表示器脇のベビーカーマークが省略されており、 代わりに小型のベビーカーマークが中扉付近に貼られている。 あと補足だが、阿佐谷営業所に投入されたA2465,A2466は中扉以降の座席配置が1-1-1-2-5席のラッシュ型かつ、 関東バスでは初採用となる、 中扉の前2席分の座席が無いフリースペースが設けられた仕様となった。

今回一連の車両代替により、1200代のうち排出ガス規制が「ADG-」となる1201~1206のグループ「ADG-RA273KAN」が全廃となった。


→阿佐谷管内で新たに運用を開始したA2466(前面,左側面)。
(Photo:Ajiwai)
→A2466のリア画像(後面,右側面)。
(Photo:Ajiwai)
→除籍へ向けた作業が終わり、A1203とA1204が2台並んで留置中の姿。
(画像提供:三鷹様)

→運用を開始し、新高円寺駅を過ぎて狭隘の旧五日市街道部分を通過するE2467を捉えた。
(Photo:Ajiwai)
→E2467の型式写真(前面,左側面)。
(Photo:Ajiwai)
→E2467のリア画像(後面,右側面)。
(Photo:Ajiwai)
→五日市街道営業所にて、回着整備を終えて一時的に留置中のE2468。
(画像提供:三鷹様)
→E2468も既に運用を開始している。
(Photo:Ajiwai)

→今回導入の2400代新車画像を一部掲載開始です。

(情報提供:三鷹様 | 2023/3/12)


■中野区実証実験運行に区間便「白鷺一丁目〜白鷺一丁目第3アパート」を設定。

関東バス_中野区実証実験運行で区間便を設定
3/1~3/31の期間限定で、平日朝に区間便となる「白鷺一丁目〜白鷺一丁目第3アパート」が6回設定された。
併せて3/31の実証実験運行終了まで、運賃を100円とする割引キャンペーンが開始された。
7701 白鷺一丁目 2023.3.3
(画像提供:ふじもん様)


2022(令和4)年10月18日~2023(令和5)年3月31日の期間限定で運行される中野区実証実験運行(若宮大和町循環)だが、 3月31日に一旦運行終了となるのに先立ち、 3月1日~3月31日において以下の新たな施策が実行された。

1.運賃割引キャンペーン
今まで大人200円、小児100円としていた運賃を、 大人・小児同額の100円均一料金として運行することで、 利用者増加の傾向があるか確認することとなった。

2.区間便「白鷺一丁目〜白鷺一丁目第3アパート」を設定
通勤・通学時間帯に白鷺一丁目第3アパート→白鷺一丁目間の利用が見込めるとのことで、 平日朝の7~8時台に計6回設定されるようになった。

3.大幅な減回
運行開始当初は9時~19時台まで2台使用の概ね20分ヘッドだったが、 10~12月までの運行実績によると平日の平均利用者数は 19.3人(1便あたり0.6人), 休日でも21.9人(1便あたり0.7人)と極めて低調で、 全体の運行便数の約6割程度が乗車人員ゼロであることを踏まえ、 1台使用の40ヘッドが基本となった。

※運行実績は中野区交通政策推進協議会(資料3:令和5年1月13日)に基づく

また、利用者の相対的に少ない時間帯における運行が取り止めとなり、 白鷺一丁目発基準で平日の11,15時台、土曜・休日の13時台と1630~1740は運行されなくなった。
その結果、1日の運行回数は、 平日31回、土曜・休日32回から平日12回(+区間便6回)、土曜・休日12回まで大幅に減回となった。

今回の実証実験運行は3月31日で一旦終了し、 実験結果の分析と検証を行うとのことだ。 ただ、このままでは収支の改善は厳しいとみられるため、 地域住民等の要望を反映するための停留所位置変更や、 運行ルートの再考が今後行われるものと推測される。


→白鷺一丁目第3アパートにて待機中の区間便。
(画像提供:ふじもん様)
→表示板や車内ディスプレイ、放送も専用のものが用意された。
(画像提供:ふじもん様)

→若宮大和町循環用に投入されたトヨタハイエースコミューターの型式解説ページはこちら。

(情報提供:ふじもん様 | 2023/3/1)


■東京女子大学入試に伴い臨西10を設定。

関東バス_臨西10
東京女子大学の入試は今年は2/3,4に開催されたが、 2/4夕方には増発便として臨西10が設定された。
C2203 西荻北三丁目→西荻窪駅間 2023.2.4
(画像提供:三鷹様)


西10「西荻窪駅~吉祥寺駅」や 吉80,吉81「吉祥寺駅~青梅街道営業所,上石神井駅」の沿線にある東京女子大学では、 入学試験は毎年2月3,4日頃に実施されて受験者輸送を目的とした増発便が毎年設定されるが、 2023(令和5)年も例年通り、入学試験に伴う西10の増発便が運行された。

近年は他営業所からの応援車両が削減傾向にあるが、 今年も他営業所からの借り入れは無く、青梅街道営業所に所属する車両のみでやり繰りが行われた模様だ。

2月3日の朝は、C1208、C1239、C1244、C2209、C2212の5台が充当されたことを確認した。 通常西10に使用されることのない車両によるイレギュラーな充当は無く、 全てが通常時も西10に充当されている車両だった。 ただ、2月3日夕方の復路輸送や2月4日は、通常 西10に使用されることのない1400代2400代の充当も見られた。

更に、2月4日夕方の復路輸送時にはC2203、C1405、C2413が 臨西10「東京女子大学→西荻窪駅[直行]」として運行された。
臨西10については、 過去にも運行実績があるようだが毎年設定される訳ではないことから大変珍しい事柄である。
毎年輸送体制の異なる東京女子大学対応輸送について、 次年度はどのようになるか今から気になるところだ。


→「増発便」を掲げて西10の運用についたC2212。
(画像提供:三鷹様)
臨西10として西荻窪駅に到着したC2413。
(画像提供:三鷹様)

臨西10,臨吉80の路線解説ページを新設しました

→2020(令和2)年の関係記事はこちら※A1307貸出
→2018(平成30)年の関係記事はこちら※臨吉80を設定
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