今回開催となった国体は54年ぶりとなった東京開催の国体となっており、
関東バス沿線では武蔵野市役所が最寄となる武蔵野市立武蔵野陸上競技場,武蔵野市立武蔵野総合体育館が競技会場となり、
それぞれラグビーフットボール,バスケットボールが開催される。
そしてこのたび国体選手や応援客の送迎用として、
いままで運行されたことのない臨時直行バスである
臨吉54「吉祥寺駅~武蔵野市役所(直行)」が競技開催の日に合わせて運行を開始した。
競技が行われるのはラグビーフットボールが9月29,30日、
バスケットボール10月4~8日で、
朝の武蔵野市役所(競技会場)方面は、
9/29(日),10/5(土),6(日)が吉祥寺駅0740,0800,0822,0850,0907,0932発、
平日の9/30(月),10/4(金),7(月),8(火)が0740,0800,0820,0850,0900,0930発となっている。
ちなみに武蔵野市役所発の発車予定時刻は以下の通りとなっている。
9/29(日)1600,1623,1648,1713,1740,1755
9/30(月)1500,1535,1545,1615,1630,1655
10/4(金)1743,1757,1823,1843,1903,1923
10/5(土)1740,1800,1820,1840,1900,1920
10/6(日)1648,1713,1740,1800,1820
10/7(月)1430,1450,1510,1535,1549,1615,1630
10/8(火)1030,1041,1110,1120,1150,1205,1230
また武蔵野市役所→吉祥寺駅方面は、
競技終了に合わせて途中「武蔵野市役所前、サンロード入口」のみ停車の臨時準急バスとして運行、
新たに「臨時準急バス」のカテゴリーが発生し、
更に車両表示としては
臨吉54区間急行となっている点が特筆される。
この
臨吉54に充当されるのは朝の往路、競技終了後の復路共に2台運用となった。
気になる利用状況であるが、
朝の直行便では吉祥寺駅に案内員を配置し、
国体関係と思われる利用者に対して直行バスが運行されていることをその場でアナウンスして利用者の取り込みを行っている。
しかしアナウンスするまでは利用者がほぼ見られず、
アナウンスの結果で十数人が乗り込むまでは他に乗客が見られないという状況となっており、
周知が進んでいない状況であった。
一方競技終了後の復路であるが、
10月4日の取材状況では、
第1便である武蔵野市役所1743発ではまだ国体関連の利用が見られなかったために利用者がまばらであったのに対し、
第2,3便では武蔵野市役所前からはほぼ満員の状況で吉祥寺駅へ出発した。
時間帯によってばらつきはあるものの、
送迎バスとしての活用が図られている状況が確認された。
今回の
臨吉54は往路,復路合わせて2運用となっているが、
平日朝ピーク時にも運行があるため車両不足が発生した。
このため、このところ特送やイベントでの展示が多かった3扉車のB3008「U-UA440HSN」が、
平日朝において
鷹13「三鷹駅~柳沢駅」の一般系統で営業運転を行った。
→東京で国体"スポーツ祭東京2013"開催により臨吉54が運行された。
(Photo:Ajiwai)
→臨吉54は2運用が設定された。
(Photo:Ajiwai)
→国体開催"スポーツ祭東京2013"開催の告知板と臨吉54表示のB1221。
(Photo:Ajiwai)
→復路で臨吉54区間急行となって充当されたB1302。
(Photo:Ajiwai)
→国体関係者を満載して吉祥寺駅に到着した臨吉54区間急行のB1228。
(Photo:Ajiwai)
→臨吉54運行による車両不足のため、B3008が鷹13で使用された。
(Photo:Ajiwai)
→鷹13で使用されたB3008のリア面。
旧東京ママスターのゼッケンバス広告も動態保存状態だ。
(Photo:Ajiwai)