関東バス・アーカイブス「味わい」
過去のヘッドライン (2009年下期)

Headline News Archives 2009

関東バスヘッドライン 過去記事 (2009年7~12月)

→これより過去の記事は過去のヘッドライン(2009年1~6月)

関東バス・元ケイビーバス:最新情報
A1001の代替でA366が12/22に納車された。

A366 阿佐谷営業所 2009.12.24
(画像提供:E3248様)


■12/20にA1001が除籍、代替はA366。



今も現役で残る1000代「KC-JP250NTN改」は、阿佐谷のA1001,A1002そして丸山で保留車となっているD1008のみとなったが、 12/20にはA1001について除籍に向けた作業が開始され、ナンバーや方向幕、そして無線関連機器が撤去されているのを確認した。

そしてその後の12月22日、代替となるA366(練馬200か22-36)「PDG-RM820GAN」が納車された。

今回の置き換えにより今も使用されている1000代はA1002のみとなったが、 使用可能最終日が1月中旬までとなっているため退役は近く、 活躍する姿を捉えることができる最後の機会となっている。

ちなみにA1002は最近、 阿45(阿佐谷駅~中野駅), 宿08(新宿西口~中野駅), 中01(中野駅~野方), 宿05(新宿西口~野方)にて集中的に使用されており、 12/21には阿45,宿08にて使用されているのを確認している。
今回のA366納車で330代はA357~A360,A364~A366の7台が揃い、 阿50(阿佐谷駅~石神井公園駅)用として必要台数が確保できたため、 阿佐谷への330代納車はこれで一段落したものと思われる。

(情報提供:練馬急行様/Text:Ajiwai)(2009.12.22)(2009.12.24追記)


→12/20にA1001は遂に除籍となった。
(Photo:Ajiwai)

→ナンバーや方向幕等が撤去され、除籍となったA1001。
(画像提供:E3248様)

→D1007が10月上旬に除籍となってからは留置が続いているD1008。
(画像提供:練馬急行様)





■12/16にB1003,B1004が除籍、同日に代替でB1254,B1255が納車。


1997(平成9)年1月に武蔵野へ新製配置されたB1003,B1004「KC-JP250NTN改」が、 12/16午前中より除籍に向けた作業が開始され、ナンバーや方向幕、そして無線関連機器が撤去されているのを確認した。

そしてその直後、代替となるB1254(多摩200か19-23),B1255(多摩200か19-24)「PKG-RA274KAN」が納車された。

今回の置き換えにより武蔵野から1000代が消滅、残る1000代は阿佐谷のA1001,A1002、 そして10月より丸山で保留車となっているD1008のみとなったが、 2010(平成22)年1月中旬までにはいずれも使用可能最終日(車検期限)を迎えるため、 1000代が関東バスから全て姿を消すのはいよいよ時間の問題となってきた。

2009(平成21)年度に武蔵野へ納車された車両は全てがワンステップの1300代「PKG-RA274MAN」であったため、 武蔵野へのノンステップ車導入は今年度では初めてということになった。

(Photo/Text:Ajiwai)(2009.12.16)


→ナンバーや方向幕等が撤去され、除籍へ向けた準備が開始されたB1003とB1004。
(Photo:Ajiwai)

→12/16にB1254とB1255が納車となった。
(Photo:Ajiwai)



■D3505がリバイバル仕様となる。


関東バスを代表する3扉車である3400代「U-UA440HSN」は徐々に数を減らし、 最盛期の111台に対して2009(平成21)年12月13日現在でなお現役で残るのは27台となっており、 特に丸山に所属する3扉車は3000代を合わせても4台のみ(D3018,D3502,D3505,D3506)となっているが、 このたび丸山所属でフルラッピングのない、唯一オリジナルの姿であるD3505が、 関東バスからは一時絶滅した赤ホイール化となり、 車番の所属表記「D」が撤去されて所属表記が追加される前に表示されていた「一般乗合」が復活した、 いわゆる「リバイバル仕様」となっているのを確認した。

この表記復元は車内にも及んでおり、車内前後の社番からも「D」が撤去されている徹底ぶりで、 小粋な演出がなされている。

D3505は1994(平成6)年に新製されてから車齢が15年を超えていることや、 ケイビーバスの関東バスへの経営統合による共通運用化によって、 運用に必要な車両数に対する配置車両数に余裕が発生していることなどから、 他の3扉車と同様に近日中の除籍がうわさされるが、 除籍直前のリバイバル化とならないことを願うばかりである。

(情報提供:E3248様/Text:Ajiwai)(2009.12.13)(2010.1.4修正)


→リバイバル仕様となったD3505。
(画像提供:E3248様)

→引退間近と噂される3505に松飾りが付けられた。
(画像提供:E3248様)


→3505リバイバル仕様のその他型式写真、リア画像は、 車両リストのページに掲載しています。


■D→C808,809、トレードでC→D2305,2306となる。


2009(平成21)年11月1日にケイビーバスより関東バスへ移籍したD809「KK-MJ27HL」であるが、 12月に入ってから青梅街道営業所へ転属、12/4より早速 荻31,荻40(荻窪駅~プロムナード荻窪,立教女学院)にて運用を開始していることを確認した。 また、ケイビーバス所属時代の2009(平成21)年6月に車体更生工事を施工されたために、 前面に社紋が入っていなかったD808「KK-MJ27HL」については、12月1日に前面社紋を取り付けられたが直後に青梅街道へ転属、 こちらも12/4より荻31,荻40にて運用を開始した。

一方、10月下旬より荻31,荻40への運用拡大が図られたばかりの2300代「KK-MK27HF」であるが、 C2305とC2306の2台がトレードで丸山へ移籍、表記がD2305,D2306となって12月5日に転属整備、 そして翌日の6日からはD2305が中12(中野駅~江原中野通経由~江古田駅)、 D2306は中41(中野駅~丸山営業所~江古田駅)にて相次いで早速運用が開始された。
同じ三菱車によるトレードということで、以下のように各営業所間の車両サイズ調整ということのようだ。

・丸山に配置だったD808,D809が青梅街道へ転出

・800代の穴埋めとして、関東バス丸山に生え抜きの700代「KK-HR1JKEE」が宿02(新宿西口~丸山営業所) に充当される割合が増加
(※)12/4,10:D703、12/9:D704を確認。 ちなみに700代は11/1のケイビーバス消滅により従来は701,702のみであった宿02限定使用が解除されたが、 800代の転出で使用機会がより一層増加した。

・700代の穴埋めで、今回丸山へ転属した2300代が池11(中野駅~池袋駅西口)や 中12,中41,(中20)で主に使用

今回の車両交換は2営業所間にて行われたが、実際には三角トレードの状態で路線間での車種調整が図られた形だ。

(情報提供:E3248様,tkb様/Text:Ajiwai)(2009.12.4)(2009.12.11追記)


→D808は前面社紋を取り付け、そしてC808となった。
(画像提供:練馬急行様)

→C808は社紋取り付けと丸山からの転属時期が重なり、表記が目まぐるしく変遷した。
(Photo:Ajiwai)

→D809も青梅街道へ転属した。
(画像提供:E3248様)

→D→C809となって、12/4より早速運用を開始している。
(画像提供:練馬急行様)

→元D808,809とトレードで、C2305,2306が丸山へ転属となった。
(画像提供:E3248様)

→丸山に転属したD2305,D2306は主に中12,中41,(中20)で使用されている。
(Photo:Ajiwai)

→転属後、運用開始初日のD2306。
(画像提供:練馬急行様)

→D2306は12/7には池袋駅へ初乗り入れを果たした。
(Photo:Ajiwai)

→800代転出により、宿02への700代充当がより一層拡大された。
(Photo:Ajiwai)


→C808,C809,D2305,D2306のリア画像など、その他画像については、 車両リストのページをどうぞ。


■元ケイビーバスのD814に前面社紋を追加。


2009(平成21)年11月1日にケイビーバスより関東バスへ移籍したD814「PDG-AR820GAN」は、 新製配置がケイビーバス丸山営業所であったことにより、前面社紋が今まで付いていなかったが、 このたび関東バスの社紋ステッカーを取り付けられたのを12月2日に確認した。

そして、2009(平成21)年6月に施工された車体更生により、 D814と同様に前面社紋がなかったD808「KK-MJ27HL」であるが、 12月2日時点では未確認であるが同様に前面社紋が取り付けられたものと見られる。

→その後、D808はC808となって12/4には荻31,荻40(荻窪駅~プロムナード荻窪,立教女学院) にて運用を開始しました。

ケイビーバスに所属していた車両は、11月1日の関東バス移管に向けて一斉に「ケイビーバス」の表記類が消されて以降、 運用の合間を縫って順次「関東バス」への表記変更が進んでいるが、 側面肩部の「KB BUS CO.,LTD.」表記はそのままとなっており、 この表記について今後の推移が気になるところだ。

(情報提供:E3248様/Text:Ajiwai)(2009.12.2)(2009.12.4追記)


→元ケイビーバス所属のD814に前面社紋が追加された。
(Photo:Ajiwai)

→前面に社紋が追加される直前のD814。
(Photo:Ajiwai)

→11/30には前面社紋無しの状況で通常通り運用されていたD808。
(Photo:Ajiwai)



■C2013が11/20に除籍、代替のC1405が運用を開始。


青梅街道のC2011,C2012除籍から3日後である11月20日、 C2013「KC-MP337K」がナンバーを撤去されて除籍へ向けた準備が行われ、連休を挟んだために立野橋にある分車庫で数日間留置された後、 11月25日に青梅街道営業所を後にした。

そして代替車であるが、C1405(練馬200か22-24)が到着し、 11月27日、28日は早速荻32,34,36,(荻30)(荻窪駅~武蔵関駅,北裏,南善福寺)で運用、 翌11月29日は荻10(荻窪駅~下井草駅)で使用されるなど、本格的に使用を開始した。

C2013は、先日除籍となったC2011,C2012と共に使用可能最終日まで約1ヶ月を残していたが、 C2011,C2012の代替として投入されたC1403,C1404の営業運転開始に伴い運用離脱となった。

今回のC2013除籍により残るはC2014,C2015の2台のみとなったが、いずれも使用可能最終日(車検期限)は 2010(平成22)年1~2月までと先が長くないため、今後の動向に目が離せなくなっている。

(情報提供:練馬急行様 / Text:Ajiwai)(2009.11.22)(2009.11.29追記)


→C2013の代替で納車されたC1405は、11/27より運用入りした。
(画像提供:練馬急行様)

→C2013の代替で納車されたC1405と、古豪3000代の並び。
(Photo:Ajiwai)

→C2013が11/20に除籍となった。
(画像提供:E3248様)

→C2013のリア画像。立野橋の公道に近い位置に留置中の姿。
(画像提供:練馬急行様)



→C1400~C1404の画像(フロント,リア共)を取り急ぎアップロードしました。 車両リストのページからどうぞ。


■C2011,C2012が11/17に除籍、代替はC1403,C1404。


青梅街道に配置の1000代「KC-JP250NTN改」除籍から5日しか経っていない11月17日、 今度は2010代「KC-MP337K」のC2011,C2012が行先幕とナンバーを撤去されているのが確認された。

C2011,C2012は共に使用可能最終日まで約1ヶ月を残しており、 前日である11月16日にはC2012が荻12(荻窪駅~井荻駅)で運用されており、 除籍へ向けた前兆が特に見られなかったが、 1000代の後を追うようにあえなく除籍ということになった。

今回のC2011,C2012除籍による代替車両の到着は11月18日で、 C1403(練馬200か22-21)とC1404(練馬200か22-23)「PKG-MP35UMVF」が納車された。 11/19には2台共に運用入りに備えた整備が行われ、11/20には早速営業運転が開始された。

→遂に2010代にも除籍の波が及んだ。
(画像提供:E3248様)


(情報提供:E3248様 / Text:Ajiwai)(2009.11.18)(2009.11.20追記)



■C1005,C1006が遂に除籍、代替でC1401,C1402が11/13に納車される。


青梅街道に配置の1000代「KC-JP250NTN改」であるが、 C1005,C1006共に2009(平成21)年11月10日を最後に運用離脱し、 11月12日には行先幕とナンバーが撤去されているのを確認した。 そして11月13日、代替となる新車:C1401(練馬200か22-15),C1402(練馬200か22-16)「PKG-MP35UMVF」が到着、早速営業運転に備えて回着整備が行われ、 その後営業運転に入る姿が確認された。

C1005は使用可能最終日ぎりぎりでの除籍、そしてC1005より納車が遅れたC1006は 使用可能最終日まで約1ヶ月を残していたが、C1005と同時に除籍ということになった。

今回の1000代運用離脱により、平日は主に1000代で運用されてきた荻11(荻窪駅~石神井公園駅) が11月11日より1100代,2100代,2300代に振り替えられた。そして、昨年10月の五日市街道営業所にひき続いて青梅街道営業所からも1000代が姿を消すこととなった。

(情報提供:E3248様 / Text:Ajiwai)(2009.11.12)(2009.11.19追記)


→C1005,C1006は遂に除籍となった。
(画像提供:E3248様)

→除籍へ向けた作業が完了したC1005,C1006は11/13には立野橋へ移動された。
(画像提供:6621様)

→納車されて回着整備中のC1401,C1402。
(画像提供:6621様)

→C1401とC1402のフロント画像。
(Photo:Ajiwai)

→営業運転に就くC1401の画像。
(Photo:Ajiwai)

→C1402のリア画像。
(画像提供:6621様)

→C1005除籍のちょうど1年前の姿。
(Photo:Ajiwai)

→C1006の現役時代、最晩年の姿。
(画像提供:6621様)



■2300代の話題:C2301が車体更生、2300代が荻40で本格的に運用開始。


青梅街道に配置の2300代「KK-MK27HF」であるが、 C2301が車体更生工事を終えて運用復帰しているのを確認した。

同時に新製されたC2302は6月にひと足早く車体更生を行ったため、2003(平成15)年式の2300代2台はいずれも車体更生工事が完了となった。

一方、1000代「KC-JP250NTN改」の除籍と直接関連しているかは不明であるが、 2300代による荻40の経路で乗務員訓練が行われ、C2305が使用されているのを確認した。

試運転の経路は、
青梅街道営業所→桃井4丁目→西荻窪駅→立教女学院→水道道路西→井の頭通り走行→水道道路東→立教女学院→松庵2丁目→西荻窪駅→桃井4丁目→青梅街道営業所
となっており、立教女学院付近で循環し運転回数を増加させていることから、 立教女学院付近の狭隘道路に対する習熟が主な目的と思われる。

もしこのまま運転に支障がなければ、11月下旬には2300代が荻40で活躍する姿が見られることになりそうだ。

→11月18,19日に、C2301,C2302,C2305が荻40,31に充当されているのを確認、本格的に運用を開始した模様です。

(情報提供:6621様, 5860様 / Text:Ajiwai)(2009.11.14)(2009.11.19追記)


→C2301が車体更生工事を受けて運用復帰した。
(画像提供:5860様)

→2300代による荻40での本格的使用開始に備えた乗務員訓練が行われた。
(画像提供:6621様)

→そしてC2305が荻40,31で実際に使用されている姿を捉えた。
(Photo:Ajiwai)



■B1004が吉祥寺駅に現れる。


通常はほぼ鷹15(三鷹駅~東伏見駅北口)専用車として 長らく使用されてきた武蔵野に配置の1000代「KC-JP250NTN改」であるが、 2009(平成21)年11月2日に武蔵野営業所管内で平日のみ大規模ダイヤ改正が行われた以降、 平日に限り吉祥寺駅へ姿を見せるようになった。

これは、今回の平日ダイヤ改正によって専用車として使用されてきた鷹15が、 平日は1日8回のみと大幅に減便となったために運用に余裕が生じ、 間合いに他系統へ運用を振り替える措置が取られたものと考えられる。

これまでは吉祥寺駅に顔を出す姿を見ることはほとんど無かったが、 今後この光景が定着するのか注目される。

(情報提供:KANTO MUSASHINO[B5154]様 / Text:Ajiwai)(2009.11.7)


→珍しいことに1000代が吉祥寺駅へ姿を現した。
(画像提供:KANTO MUSASHINO[B5154]様)

→今までは見ることのできなかった、同期:1997(平成9)年式であるB1004とC2013の並びが実現した。
(画像提供:KANTO MUSASHINO[B5154]様)



■A1514,1515,E311~313が除籍、代替はノンステップE361~363とワンステップA364,365


2009(平成21)年10月30日、車検期限(使用可能最終日)を目前に控えていたE311「KC-RM211GSN:1996(平成8)年式」が除籍、 そして11月1,2日には相次いでA1514,A1515「KC-LT333J改:1996(平成8)年式」とE312「KC-RM211GSN:1996(平成8)年式」についても除籍となり、 行先幕やナンバープレートを外された状態で留置されていることを確認した。 車検期限が迫っていたE312やE313は、11月1日にはそれぞれ荻51(荻窪駅~荻窪団地)、 烏01(烏山~久我山病院)に充当される姿が見られたが、 E312については11月1日をもって運用離脱となった。 そして11月2日、E311の代替としてE361「PDG-RM820GAN:ノンステップ」(練馬200か22-11)が納車された。 330代は2009(平成21)年度導入のA357以降A360まではワンステップ車で登場していたが、 今回納車のE361は続番であるにも関わらずノンステップ車で導入されたことは特筆に値する。

一方、今回のA1514除籍に引き続きA1515についても11月2日に除籍となったが、 まずはA1514の代替として11月2日にはA364(練馬200か22-10)が納車された。 またA364がワンステップ車となっていることから、社番についてはノンステップとワンステップの区別なく型式別にて番号が割り振られる方針が垣間見れた。

そして11月4日には、除籍となった残りの車両に対する代替の車両E362,E363,A365が納車されると見られ、 E362,E363はノンステップ、A365はワンステップといった形で営業所の事情に合わせたスタイルの車両が引き続き導入されると見られる。

(情報提供:6621様 / Text:Ajiwai)(2009.11.2)


→画像のE312は11月1日が営業運転最終日となった。
(Photo:Ajiwai)

→前日の11/1まで営業運転に使用されていたE312は、11/2には遂にナンバーが外された。
(画像提供:6621様)

→E311は、10/30にはナンバーや行先幕撤去など除籍作業が行われた。
(画像提供:6621様)

→五日市街道営業所には、ノンステップ車であるE361が11/2に納車された。
(画像提供:6621様)

→営業運転では見られることのなかった新旧車両の並び。
(画像提供:6621様)

→阿佐谷営業所には、11/2にワンステップ車であるA364が納車された。
(画像提供:練馬急行様)

→納車直後のA364と、代替となったA1514が営業所内で対面した。
(画像提供:練馬急行様)



吉54復活など、平日のみ11/2よりダイヤ改正。


2009(平成21)年11月2日武蔵野営業所管内において平日に限り大幅なダイヤ改正が行われることになり、 10月1日~30日の平日については臨時ダイヤによる運行が続けられていたが、いよいよ改正ダイヤによる運行が開始された。

内容は不採算路線の運行を利用者の多い路線の運行回数増加に振り替えることを基本としているが、 増回された路線は以下系統

吉50(吉祥寺駅~成蹊学園)
吉73(吉祥寺駅~向台町五丁目)
鷹01(三鷹駅~北裏)
鷹02(三鷹駅~武蔵関駅)
鷹40(三鷹駅~NTT武蔵野研究開発センタ)

に留まっており、基本的には減回の路線が大半で、特に以下に記す系統については大幅な減回となっている。

吉55(吉祥寺駅~武蔵野市役所~柳沢駅)1日15回
鷹15(三鷹駅~東伏見駅北口)1日8回

2006(平成18)年2月19日限りで廃止となっていた吉54(吉祥寺駅~武蔵野市役所)が11月2日より平日のみとなるが復活し、 吉55(吉祥寺駅~武蔵野市役所~柳沢駅)の運行を吉54へ振り替える形で1日10回が運行されるようになった。 また、2007(平成19)年3月31日限りで廃止となっていた武蔵野住宅→八幡町先回りの鷹11(三鷹駅→武蔵野住宅→緑町二丁目)についても三鷹駅発22:39のみ1本復活し、 八幡町で使用休止中であった鷹11第五小学校経由三鷹駅行き専用バス停の使用が再開された。

(Text:Ajiwai)(2009.11.2)

→11/2より復活を果たした吉54系統。復活後始車となる11:00吉祥寺駅発はB1205であった。
(Photo:Ajiwai)



■ケイビーバス消滅、関東バスへ経営統合


2009(平成21)年11月1日始車から、 ケイビーバスにて運行されてきた高速・夜行バスを含む全路線が関東バスへ引き継がれ、関東バスへの経営統合がなされた。

この11月1日の路線移管に合わせ、ケイビーバス丸山営業所に所属の車両に示していた表記「K」が、 全て関東バス丸山営業所所属を示す「D」に変更された。

2000(平成12)年2月16日に誕生した「K」表記であったが、約9年で遂に消滅することとなった。

(情報提供:A3401様, 練馬急行様 / Text:Ajiwai)(2009.11.1)


→2009年10月31日をもって、ついに「ケイビーバス」が姿を消した。
(Photo:Ajiwai)

→10月下旬になって急ピッチで表記変更が行われ、全車完了と思われる。
(画像提供:練馬急行様)

→路線移管に伴い、800代が丸山の他路線で活躍する姿はまだ見られない。
(画像提供:練馬急行様)

→移管直前の「新宿消防署」バス停。
(画像提供:A3401様)


→「ケイビーバス」ロゴと表記は撤去されたが、側面肩部はまだ「KB BUS CO.,LTD.」である。
(画像提供:A3401様)

→K→D814は、ケイビーバスのロゴが撤去されて前面に社紋無しとなった。
(画像提供:A3401様)

→参考までに、表記変更直前の姿。
(Photo:Ajiwai)

→「新宿消防署」バス停は一夜にして表記類が一新された。
(画像提供:A3401様)




■B1304,B1305が10/30より運用開始される。


2009(平成21)年10月26日に納車されたB1304,B1305「PKG-RA274MAN」が、 いずれも10/30より営業運転を開始し、そのうちB1305が吉53(吉祥寺駅~柳沢駅)から使用開始されたのを確認した。

5100代の置き換えのため1300代の投入ということもあり使用路線が徐々に拡大されているが、 運用開始に先立って10月28日午後にはB1304による保谷方面への試運転も行われ、 今後使用範囲が更に拡大されるか気になるところである。

→B1304,B1305双方共に10/30より営業運転を開始した。
(Photo:Ajiwai)


(情報提供:木場健一様 / Text:Ajiwai)(2009.11.2)



■「ケイビーバス」のロゴや表記を撤去開始


2009(平成21)年11月1日から、 ケイビーバスにて運行されてきた全路線を関東バスへ引き継ぐことが関東バス車内や公式HPによって表明されているが、 その動きに伴いケイビーバスに所属する車両の表記類の変更工事が開始となった模様である。

そして、11月1日の移管を待たずして「ケイビーバス」ロゴや表記類が撤去され、 ケイビーバス丸山営業所に所属の車両に示していた表記「K」から、関東バス丸山営業所所属を示す「D」に変更された 状態で早速運用を開始した車両が現れた。

10月27日時点では、2008(平成20)年10月に五日市街道からケイビーバス丸山へ移籍した元K806がD806になっているのを確認した。

今後急速に他の車両についても表記類の変更が進み、ケイビーバスの所属表記が全て姿を消すのもいよいよ時間の問題となった。

(Text:Ajiwai)(2009.10.27)


→K806がD806となって、早速運用を開始した。
(Photo:Ajiwai)

→「ケイビーバス」ロゴと表記は撤去されたが、側面肩部はまだ「KB BUS CO.,LTD.」である。
(Photo:Ajiwai)


→D806の表記が変更される前(K806時代)の画像については、 車両リストのページをどうぞ。


■B5120,B5121が除籍、代替の新車:B1304,B1305が10/26に納車される。


2009(平成21)年10月23日より、除籍へ向けての準備が進められていた関東バス現役最古参であったB5120,B5121「U-UA440LSN:1992(平成4)年式」が、 ついに除籍となり、10月26日に武蔵野営業所(第五小学校分車庫)を後にした。そしてその直前には代替となるB1304(多摩200か19-13)とB1305(多摩200か19-14)が雨の降りしきる中、 正午前に武蔵野営業所へ到着した。

2009(平成21)年度にいままで武蔵野営業所へ納車された車両はいずれも5100代の置き換えのため1300代の投入ということで、 今回の新車到着によって1300代は計6台の陣容となった。

一方でB5120,B5121の除籍により、関東バスに残る1992(平成4)年式は全廃、 次に現役最古参となった車両は青梅街道に残る3400代唯一の広告準備塗装車:C3476ということになった。

(Text:Ajiwai)(2009.10.27)


→B5120,B5121の代替でB1304,B1305が10/26に納車された。
(Photo:Ajiwai)

→参考までに、B5120の現役時代の画像を再掲。臨吉50[急行]「吉祥寺駅~成蹊学園」に充当時の姿。
※車両リストのページにも同画像を掲載しています。
(Photo:Ajiwai)



■小学生が描いた「人権啓発ラッピングバス」、今年はC5152に施されて運行を開始。


東京都人権啓発活動ネットワーク協議会が主催で毎年この時期に運行される「人権啓発ラッピングバス」であるが、 2009年度については11月1日~12月31日の期間でラッピングバスが運行されることとなった。そして10月25日には東京法務局(九段第二合同庁舎)正面玄関にて 出発式が執り行われ、関東バス青梅街道営業所のC5152が式典のために姿を現した。

昨年(2008年)の人権啓発ラッピングバスは、同じく青梅街道所属のC2111が抜擢されたため、2年連続で青梅街道所属の車両ということになったが、 なぜ敢えて古参車両となるC5152が抜擢されたかも含め、経緯が気になるところだ。

10月25日の出発式に先立って、C5152については10月24日よりラッピングを施した姿で運用を開始しており、年末までその姿を確認することができると思われる。

(情報提供:5860様 / Text:Ajiwai)(2009.10.25)


→九段第二合同庁舎へ姿を見せた関東バスの車両。
(画像提供:5860様)

→出発式では都営バス青梅支所の車両と並びが実現した。
(画像提供:5860様)

→C5152のリア側デザイン。
(画像提供:5860様)


→出発式の前日である10月24日よりラッピング仕様で運行が開始された。
(画像提供:表会長様)



■E311,E313が特送を行う。


五日市街道営業所で主に荻51(荻窪駅~荻窪団地)や烏01(烏山~久我山病院)で で活躍している310代「KC-RM211GSN」のうちE311とE313が、10月20日に幼稚園児の遠足に伴う特送で世田谷区内を走行した。

当日は、三軒茶屋付近から祖師ヶ谷大蔵付近のいも堀農園へ移動、そしてお昼頃には砧公園に立ち寄る姿が見られ、 通常では運行されない区間を走行した。

310代「KC-RM211GSN」は1996(平成8)年度導入車のために使用可能最終日(車検期限)が約10日後に迫っており、 10月末までには除籍となる公算が非常に高くなっているが、幼稚園児の歓声に包まれたであろうその特送風景は同車の思い出のひとコマとなろう。

(情報提供:E3248様 / Text:Ajiwai)(2009.10.24)


→除籍間近のE311,E313が幼稚園児の遠足による特送を行った。
(画像提供:E3248様)

→除籍が迫るE311,E313にとって最後の特送となるのであろうか。
(画像提供:E3248様)



■K601が宿02で使用される。


ケイビーバス丸山営業所に残る600代「KC-RN210CSN」であるK601は、 2008(平成20)年度に僚車であるK602,K603が除籍となってからは1台のみの存在となり、 通常は100代「KK-MJ26HF改」で使用されている百01(高田馬場駅~東中野駅)の予備車として細々と活躍を続けていたが、 このたび10月17日に宿02(新宿西口~丸山営業所)へ充当され、久しぶりに新宿駅に姿を見せた。

ちなみに宿02への運用が確認されたのは、 丸山営業所12時01分発、新宿西口12時41分発で、少なくとも1往復で確認された。

K601は10月に約8年に渡り施されていた自社広告のフルラッピングが解除され、 久々に関東バス・ケイビーバスのオリジナル姿を見ることができるようになったが、 関東バス公式HPに示された、2009(平成21)年11月1日からケイビーバス全路線を関東バスへ引き継ぐことに関連してか、 通常は側面窓上に示される「KB BUS CO.,LTD」のロゴが消されており、無表示となっていることが判明した。

今後11月1日の路線移管に向けて、車両の動きや通常と異なる配車が行われるかが注目される。

→K601が10/17に宿02で使用された。
(画像提供:Chuo-Line Rapid様)


(情報提供:Chuo-Line Rapid様 / Text:Ajiwai)(2009.10.20)



■富士重ボディの車体更生が大詰め:D1120が運用復帰。


車体更生が急速に進む1100代であるが、D1120「KL-UA452KAN改」が車体更生を終えて、 2009(平成21)年10月16日に所属先である丸山営業所に到着した。 そして翌日より早速運用に復帰した。

今回車体更生されたD1120により、関東バスに所属する富士重車体の路線車で車体更生が未施工の車両は、 「PASMO」ラッピングが施されているC1113のみとなり、 富士重工が車体製造から撤退してからの年月の経過を印象付けた。

なお、D1120のリア面には、武蔵野営業所に所属していた時代に後部ラッピングが施されていた名残りで、 B1121と共にリア面右下に小さな「関東バス」表記が残っていたが(B1121は車体更生時に撤去)、 今回の車体更生時にもこの表記がわざわざ復元されており、異彩を放っている。

(情報提供:E3248様, 練馬急行様 / Text:Ajiwai)(2009.10.20)(2009.11.1修正)


→D1120が車体更生工事を終えて運用復帰した。
(画像提供:練馬急行様)

→リア面右下の小さな「関東バス」表記が車体更生後も再現されており、異彩を放っている。
(画像提供:練馬急行様)

→リア面右下の小さな「関東バス」表記は、更新工事中には一度撤去されていた。
(画像提供:E3248様)

→出場直後のD1120。
(画像提供:E3248様)



■A1513が除籍、A360が10/14より運用を開始。


徐々に数を減らしつつある1510代「KC-LT333J改」であるが、 2009(平成21)年10月11日にA1513が除籍となり、10月13日に代替のA360「PDG-RM820GAN」が納車された。

いままでに納車されたA357~A359と仕様が共通ということもあり、 納車翌日となる10月14日には早速阿50にて運用を開始した。

A1513除籍により、残る1510代はA1514~A1517の4台ということになった。

(Text:Ajiwai)(2009.10.14)


→A360は納車翌日より早速阿50で営業運転を開始した。
(Photo:Ajiwai)


→最近相次いで運用を開始したA358,A359,A360の画像をアップロードしました。



■10/10,11開催の中野まつりに伴い、中野区役所周辺で迂回運行。


2009(平成21)年10月10日と11日の2日間、中野駅北口周辺で「第34回中野まつり」が開催された。 それに伴い、区立体育館→中野駅間の経路に交通規制がかけられたため、 当該経路を運行する中01,宿05,宿08,阿45,K01「なかのん」が中野駅方面行きで迂回運行を行った。 このため、中野駅方向の「中野区役所」バス停は野方,阿佐谷駅方向の「中野区役所」バス停の対向車線側に臨時で設けられ、 通常では通らない区間を運行される姿が見られた。 また、通常では中野サンプラザ前発着となっている宿08,阿45,K01については、 迂回運行に伴い折り返し時に中野駅北口ロータリー前で転回することとなり、 普段では見られない900代「KK-LR233J1改」や「なかのん」専用車などが普段中35,36,池11で使用している 中野駅北口の転回スペースに姿を見せた。

(情報提供:A3401様, 練馬急行様 / Text:Ajiwai)(2009.10.13)


→10/10の「なかのん」は900代による代走が行われ、900代が中野区役所付近の独自ルートへ迂回した。
(画像提供:A3401様)

→A1002はこの区間を通過するのは最後かもしれない。
(画像提供:A3401様)

宿08系統も北口ロータリーに乗り入れ、転回した。
(画像提供:練馬急行様)

→10/11に「なかのん」代走があり、A908が通常は見られない中野駅北口まで顔を出した。
(画像提供:練馬急行様)



■D220,D1007,A1512が除籍、代替はD7011,D1253,A359。


2009(平成21)年10月5日、丸山営業所に残る最後の210代であったD220「KC-RP211GSN」と、 1996-97(平成8-9)年にかけて、各営業所へ2台ずつ投入された1000代「KC-JP250NTN改」のうちD1007が、 相次いでナンバーや方向幕が撤去されて除籍となっているのを確認した。 そして10月7日、D220の代替としてD7011「BDG-HR7JPBE」が、D1007の代替としてD1253「PKG-RA274KAN」が到着した。 D7011という社番は、1987(昭和62)年に導入され2000(平成12)年に除籍となったD7011「P-HT233BA」以来の同社番となったほか、 D1253は丸山に投入された今年度初の1200代となった。

D220は、10月4日にマスクが撤去された状態で中41に使用されていたのを確認したが、 マスクが撤去された2日後の除籍ということとなった。 一方D1007の方は、マスク一斉撤去以降に運用される姿は確認できなかった。

今回の除籍により、一時は最大8台が集結した丸山の210代が全て除籍となり、 残る210代は五日市街道に残るE215,E216のみとなった他、 1000代も除籍が再開されて今後いつまで現役で残るか予断を許さない状況となった。

ちなみにD1253については、10月9日朝より早速営業運転を開始し、 中41にて運用された後、午前10時前には入庫した。(午後の運用については未確認) また、D7011についても営業運転入りを確認している。

一方で、阿佐谷のA1512が10月6日に除籍となり、A359「PDG-RM820GAN」が10月7日に納車された。 A1512は使用可能最終日が10月8日までと車検期限が迫っていたが、10月に入ってからは運用入りすることなくそのまま除籍となった。
→「味わい」では未確認でしたが、A1512は10月2日に阿50にて営業運転を行っていたとのご指摘をTKB様より頂きました。

(情報提供:E3248様, B5101様, 練馬急行様 / Text:Ajiwai)(2009.10.5)(2009.10.13追記)


→D1007の代替としてD1253が10/7に納車された。
(画像提供:E3248様)

→一方、D220の代替として登場したのはD7011となった。
(画像提供:E3248様)

→D220が遂に除籍となり、丸山から210代が消滅した。
(画像提供:E3248様)

→丸山の1000代からもとうとう除籍車両が発生した。
(画像提供:E3248様)

→D220(左)とD1007(右)
(画像提供:E3248様)

→10/7に帰らぬ旅へと丸山を後にしたD220(左)、そして10/7に納車されたD1253とD7011。
(画像提供:E3248様)


→運用離脱直前のD220。マスク撤去2日後に除籍となったため、マスク無しの姿は大変貴重である。
(画像提供:B5101様)


→A1512の代替で納入されたA359(画面右)。
(画像提供:練馬急行様)

→D1253が10/9より早速運用を開始した。
(Photo:Ajiwai)

→D7011も運用を開始している。
(Photo:Ajiwai)



■D1120が車体更生中。


丸山営業所に所属するD1120「KL-UA452KAN改」が現在ボディ再生整備中で、 その様子を写した貴重な画像をご提供頂いた。(工場の掲載許可を得て撮影、画像提供:E3248様)

D1120の車体更生をもって、富士重ボディの「KL-UA452KAN改」は1119~1124の全車が更生工事完了ということになる。 同車の出場が10月15日の予定ということで、これから前面社紋や社番等のステッカー類が施され、 近日中に再び活躍する姿を見ることができるであろう。

(情報提供:E3248様 / Text:Ajiwai)(2009.10.13)

→車体更生工事を施工中のD1120。
(画像提供:E3248様)

→D1120のサイドビュー。
(画像提供:E3248様)

→運転席や客席の新シートモケットが取り付け直前である。
(画像提供:E3248様)



■台風18号の影響により特送が行われる。


2009(平成21)年10月8日、台風18号の影響により鉄道が相次いで不通となってしまったことに伴う利用者の増加に対応するため、 各営業所で特別輸送体制がとられた。

その中で特筆されるのが、実質的に阿50(阿佐谷駅~石神井公園駅)専用車であるA1514「KC-LT333J1改」であるが、 阿45(阿佐谷駅~中野駅)に充当された。 因みにA1514の新宿線での運用は
石神井公園駅→阿50→阿佐谷駅→特走「関東バス表示」→中野駅→回送「関東バス表示」→阿佐谷駅→阿45→中野駅であった。

一方、青梅街道営業所管内でも特別輸送体制がとられ、C2001「U-MP218K」による(荻窪駅~西荻窪駅)をはじめ、多くの車両が臨時便として活躍した。

(情報提供:練馬急行様 / Text:Ajiwai)(2009.10.9)

→実質的に阿50専用車であるA1514が、 10/8に阿45へ充当された。
(画像提供:練馬急行様)

荻41「荻窪駅→西荻窪駅」のコマはなく、 表示は「関東バス」であるが、荻41に充当された。
(画像提供:練馬急行様)



■A357が相次いで阿45,宿08,阿01に充当される。


2009(平成21)年10月5日、2009(平成21)年度車のA357「PDG-RM829GAN」が、 通常見られる阿50(阿佐谷駅~石神井公園駅)ではなく、 阿45(阿佐谷駅~中野駅)、 そしてセットダイヤとなっている宿08(新宿西口~中野駅)で充当される姿を確認した。

阿佐谷営業所に配置の330代は、同所でほぼ阿50専用で活躍する1510代「KC-LT333J1改」の代替用として導入が始まり、 5月の営業運転開始直後に一時阿45,宿08で使用された以外は専ら阿50での使用状況だった。

また、10月7日には鷺ノ宮駅踏切閉塞により運行間隔が空いてしまったことから、 臨時便が手配されたが、その際にA357が阿01(阿佐谷駅~中村橋)にも充当され、 阿佐谷駅~中村橋間を少なくとも1往復した。(当該は8時17分阿佐谷駅発)

ここ数日で相次いで他路線にて運用されたわけであるが、今後も同様に他路線で使用されるか配車状況に注目である。

(2009.10.5)(2009.10.9追記)

→10/5はA357が阿45,宿08にて運用された。
(Photo:Ajiwai)

→10/7にはA357が阿01に充当された。
(画像提供:5860様)




■ケイビーバス所属車両が関東バス路線を代走。


2009(平成21)年10月3日と4日、ケイビーバス丸山営業所に所属のK701,K702「KK-HR1JKEE」が、 相次いで車両に「関東バス」のマグネットを貼り付けた状態で関東バス路線に充当されるのを確認した。

確認された限りでは、10月3日にK702が池11に使用、 翌10月4日にはK701が中12にて使用され、700代初期車である2台が久しぶりに 中野駅に姿を現した。

(情報提供:A3401様 / Text:Ajiwai)(2009.10.4)


→ケイビーバス所属車両であるK701が中12に使用された。
(Photo:Ajiwai)

→前日の10/3にはK702が池11に使用されるなど、相次いで代走する姿が見られた。
(画像提供:A3401様)



■2016オリンピック招致前面垂れ幕を一斉に撤去。


2009(平成21)年10月3日未明に、2016年オリンピック開催地がリオデジャネイロに決定し、 候補都市として名乗りを挙げていた東京は落選となったが、 これに伴い、4月10日前後から9割を超す関東バス、ケイビーバス車両に掲出されてきたオリンピック招致の前面垂れ幕が一斉に撤去された。

前面に掲出されていた垂れ幕は、10月3日から順次取り外されていったが、阿佐谷営業所所属の一部車両は10月5日現在も垂れ幕が残った 状態で運用を続けているものもある。

また、2009(平成21)年4月以降に車体更生を受けた車両は、前面の「Non Step Bus」表記が社紋へと変更されたが、 大多数の車両は垂れ幕によって前面の社紋が確認できない状態となっていたため、900代「KK-LR233J1改」や2300代「KK-MK27HF」については 今回が初めて前面社紋のお披露目となった。 また、今年度投入の新型式車のうち、C1400「PKG-MP35UMVF」D7009,D7010「BDG-HR7JPBE」についても初めて前面社紋が見られることとなった。

今回の垂れ幕はほぼ全車に取り付けられていたために、撤去された車両はまだ他の垂れ幕が付いていない状況あるが、 これは近年では全く無かった現象であるため、今後の垂れ幕に関する動きが非常に興味深い。

(情報提供:A3401様 / Text:Ajiwai)(2009.10.5)


→オリンピック招致活動終了に伴い、一斉に当該垂れ幕が撤去となった。
(画像提供:A3401様)

→車検期限(使用可能最終日)が迫っているA1513は、10/4の運用中に遂に垂れ幕「マスク」が撤去された。
(Photo:Ajiwai)

→前面垂れ幕撤去により、今年度で除籍が噂される2010代についても前面社紋が確認できるようになった。
(画像提供:A3401様)

→前面垂れ幕撤去により、900代では初めて前面社紋を確認することができるようになった。
(画像提供:A3401様)

→ケイビーバス所属で今年度車体更生のK808は、昨年度投入のK814と同様、前面に関東バスの社紋はない。
(Photo:Ajiwai)

→3400代唯一の広告準備塗装仕様となったC3476も例外なく前面社紋が現れた。
(Photo:Ajiwai)

→今年度導入のA357はこのたび初の社紋お目見えである。
(Photo:Ajiwai)


※前面垂れ幕の一斉撤去に伴い、現役車両リストの約10%にわたる車両の画像を一挙に差し替えました。
車両リストのページをどうぞ。



■JR南武線高架化工事に伴うバス代行輸送に関東バス車両が応援。


2009(平成21)年10月3日の20時前後から終電にかけて、 JR南武線矢野口~府中本町間の高架化工事に伴う列車運休に伴って、 代行バスが分倍河原駅~矢野口駅間で運行されたが、京王バスと共に関東バス武蔵野営業所の車両も活動する姿が見られた。

関東バス武蔵野営業所から応援に駆けつけた車両は、 B1136,B1150,B1151,
B1208,B1213,B1220,B1222,B1227,B1228で、 先日「武蔵野大学」フルラッピングを施されたばかりのB1222やコスモスイニシア「ヴィーガーデン」、 B1227のゼッケンバス「足利の日本一」も含まれていた。

行先表示は、LED車であることにより表示内容が自由度を増したこともあり、 昨年6月の代行輸送時と同様に前後面,側面共に対応されていた。

南武線の工事は10月3日の19時40分頃から終電までで、高架化工事区間である矢野口~府中本町間を運休とし、 バスの代行区間は分倍河原駅~矢野口駅間で行われた。主に使用された代行バスは京王バスで、 各営業所から集められた約40台ほどが投入されたが、今回関東バスからは10台の使用であった。

(情報提供:B5101様 / Text:Ajiwai)(2009.10.4)


→JR南武線高架化工事に伴うバス代行輸送に関東バス車両が応援に駆けつけた。
(画像提供:B5101様)

→関東バスからは武蔵野営業所所属の10台が代行輸送に投入された。
(画像提供:B5101様)

→つい先日に「武蔵野大学」フルラッピングとなったばかりのB1222も充当された。
(画像提供:B5101様)

→前後面や側面の表示、そして車内音声アナウンスも対応していた。
(画像提供:B5101様)



■9/28納車のA358が10/2より営業運転を開始。


2009(平成21)年9月28日に納車されたA358「PDG-RM820GAN」であるが、 10月2日より阿50(阿佐谷駅~石神井公園駅)で営業運転を開始した。

速報をお伝えした時点では未確認であったが、同時期に西武バスへ導入された同型車のように、前面バンパー内に 白色LEDランプは装備されていなかったため、2009(平成21)年5月に先行投入されたA357とは外観の差異は見られなかった。

A357,A358は今まで1510代「KC-LT333J改」が担ってきた運用を本格的に肩代わりするようになっており、 1510代の後継車種として本格的に始動した形だ。

一方、置き換わる側の1510代は上記の状況から使用頻度が若干下がっており、 A1512~A1515が11月までに続々と使用可能最終日を迎えることから、これらはそのまま除籍が近いものと予想される。 (Text:Ajiwai)(2009.10.5)


→10/2より阿50で運用入りした。
(Photo:Ajiwai)


※A358のリア画像や、最後の活躍をする1510代の型式写真を追加しました。
車両リストのページ→330代,1510代をどうぞ。



高61廃止、代わりに高63を新設。


2009(平成21)年9月15日限りで廃止となった高40「高円寺駅~野方」、 高41「五日市街道営業所~野方」を受け継いで運行を開始した高61「高円寺駅~中野北郵便局」であったが、 2009(平成21)年10月1日に五日市街道営業所管内・高円寺駅発着路線のダイヤ改正・路線改変が行われたことに伴い廃止となり、 新たに高61を一部延長した形の高63「高円寺駅~豊玉南住宅」が開設された。

高61は、高60「高円寺駅~練馬駅」の途中折り返し便の形で平日朝夕以外は 高60,高61交互にそれぞれ20分ヘッドで設定されていたが、 特に昼間の時間帯はほぼ専用で使用されてきた6000代「KL-JP252NAN改,PK-JP360NAN」では輸送力超過状態で、 高60とは利用率に開きが見られた。

そうした状況のため今回ダイヤの見直しが行われたと思われ、この際に途中折り返しとなる高63は 平日は朝夕、深夜のみの設定(土休日は終日にわたり1時間に1~3本程度)としたほか、 以前のように高60を基本とすることに戻し、 高60は20分ヘッドから12分ヘッドへと大幅に増便となった。

また、始車時刻繰上げ、終車時刻の繰り下げが行われたほか、 高63に豊玉南住宅方向のみ深夜バスが設定され(高円寺駅23時25分)、 利便性が大幅に向上した。 (Text:Ajiwai)(2009.10.1)


→10/1より高63の運行が開始された。
(Photo:Ajiwai)


高61最終バスや高63詳細の模様については、
「特別企画:高61から高63へ~ルポルタージュ」をどうぞ。



■A358が納車、代替で除籍はA1511。


2009(平成21)年5月1日に納車されたA357「PDG-RM820GAN」以来、 阿佐谷営業所への新車投入がなかったが、阿50(阿佐谷駅~石神井公園駅)専用車として 1996~97(平成8~9)年に投入されたいすゞ短尺車である1510代「KC-LT333J改」の除籍が遂に始まり、 9月27日にA1511がまず除籍となった。そして翌日となる9月28日正午頃、代替となる新車:A358「PDG-RM820GAN」が納車されたことを確認した。

外観は5月に先行投入されたA357と後部に差異は見られないが、その他外観は未確認である。 ちなみに9月に西武バス上石神井営業所へ投入された同型車の前面バンパー内にLEDランプが装備されていることから、 A358についても装備されたか、追って確認したい。

今回のA358投入や今後1510代が続々と車検期間が迫っていることに関連するのかは不明であるが、 9月27日から阿50への配車状況が2日間のみの確認であるが一変した。

9月26日までは、ノンステップ車限定ダイヤに6000代「KL-JP252NAN改」が使用される以外は軒並み1510代4台による配車があったが、 9月27日より6000代複数とA357が投入されて1510代の使用が1台といった状況が2日続き、1510代の稼動率が一気に低下した。

今後も同様の状況が続くか、1510代の動きに要注目である。
(Text:Ajiwai)(2009.9.28)


→A358が9/28に納車された。
(Photo:Ajiwai)



■秋のお彼岸輸送対策で烏01増発便を運行。


毎年春と秋のお彼岸時期には烏01「烏山~久我山病院」は、 通常は中型車(310,320,330代)限定運用のところに大型車による増発便が手配されるが、 このたび9月19~23日においても恒例の特別輸送体制がとられ、 今回は3000代「U-UA440HSN」,1200代「ADG-RA273KAN」,210代「KC-RP211GSN」による応援が行われた。(2009.9.25)

→'09年のお彼岸特送は9/19~23において大型車による増発便が運行された。 
(Photo:Ajiwai)


烏012009秋の特送詳細については、「特別企画:烏01お彼岸特送の記録」をどうぞ。


■D7010が営業運転を開始。


2009(平成21)年9月11日に丸山営業所へ納車されたD7010「BDG-HR7JPBE」であるが、週明けの9/15より早速運用を開始した。 9月25日現在では中12(中野駅~江原中野通~江古田駅)、 中41(中野駅~丸山営業所~江古田駅)を中心に、 中24(中野駅~中村橋)でも使用されているのを確認している。

D7010には、他車と同様にオリンピック招致の前面垂れ幕が装備されたが、垂れ幕の結び方が緩いために小型の前面社紋を併せて確認することができる。

7000代の追加投入により、丸山に残る210代「KC-RP211GSN」は220のみとなっているが、 最近は池11(中野駅~池袋駅西口)への配車が非常に多い状況となっている。

(情報提供:A3401様 / Text:Ajiwai)(2009.9.25)


→D7010が9/15より営業運転を開始した。
(画像提供:A3401様)


→D7010のリア画像やその他画像は「車両リストのページ:7000代」からどうぞ。


■B5129,B5130が除籍、B1302,B1303が納車される。


2009(平成21)年9月16日、武蔵野営業所へ配置されているB5129,B5130「U-UA440LSN」の方向幕が抜かれ、 運賃箱が撤去されるなどの除籍へ向けた作業が行われていたが、 一夜明けた9月17日、B1302,B1303「PKG-RA274MAN」が正午前に武蔵野営業所へ納車された。

今回納車のB1302,B1303は、7月に納車のB1300,B1301との差異は確認できなかった。 B1302,B1303共に、納車翌日である9月18日には運用を開始し、今まで1300代ではほぼ運用実績のなかった 吉50「吉祥寺駅~成蹊学園」、 吉55「吉祥寺駅~武蔵野市役所~柳沢駅」にも充当され、1300代の運用範囲は着実に広がっている。

1300代追加投入による代替として今回除籍となったB5130は、長らく「武蔵野大学」のフルラッピング仕様のままとなっていたが、 9月17日にラッピングを解除され、午後1時過ぎの廃車回送時には久しぶりに広告準備塗装の姿を見せた。 一方、B5129はラッピングの施されていない5100代で唯一残る広告準備塗装仕様車であった。

B5129の除籍により一時的に5100代で広告準備塗装の姿を見ることができなくなっていたが、 9月18日にB5131,B5132が従来の「武蔵野大学」ラッピングから約5年振りに解除され、 一夜明けて再び広告準備塗装仕様の姿が確認できるようになった。

「武蔵野大学」ラッピング仕様であったB5130が除籍、B5131,B5132がラッピング解除となったことから、代わりに武蔵野大学の フルラッピングがどの車両へシフトするかが注目されたが、B1221が9月17日に新デザインである「武蔵野大学」ラッピング仕様に仕立てられ、 また9月18日には、B1222,B1223へ新「武蔵野大学」ラッピングとなったことを確認した。

(情報提供:5860様, Chuo-Line Rapid様 / Text:Ajiwai)(2009.9.16,2009.9.21追記)


→B1302とB1303が連なって納車される大変貴重なシーン。
→B1302の公式側フロントビュー
→B1303の公式側フロントビュー
→B5129の廃車回送シーン。関東バスから5100代広告準備塗装外観の車両が見られなくなった。
→続いて、B5130の廃車回送シーン。B5130の広告準備塗装の姿は久しぶりとなった。
→B5130のリアビュー。下地の塗装が一部省略されていたことが判明した。

(画像提供上記6点共:5860様)

→方向幕が抜かれ、除籍への準備が開始されたB5129。
→こちらはB5130の画像。「武蔵野大学」のラッピングはまだそのままであったが、廃回直前には解除された。
→B1302のリアビュー。
→B1303のリアビュー。
→B5129の現役時代の姿。最新鋭のB1301と顔を並べる期間は短かった。
→B5130の現役時代の姿。「武蔵野大学」ラッピングの姿は約5年に及んだ。

(Photo以上6点共:Ajiwai)

→B5130の代わりにB1221が「武蔵野大学」ラッピング仕様となった。
(画像提供:Chuo-Line Rapid様)

→「武蔵野大学」新デザインのラッピング仕様は、B1221,B1222,B1223となった。
(Photo:Ajiwai)

→B5131,B5132がラッピングを解除され、広告準備塗装仕様が再び見られるようになった。
(Photo:Ajiwai)

→9/17納車のB1302,B1303は、9/18より早速営業運転が開始された。
(Photo:Ajiwai)



■「すぎ丸かえで路線」用ポンチョ:C158がラッピングされる。


2009(平成21)年9月中旬に入り、青梅街道営業所へ配置されているC158「BDG-HX6JLAE」が、 警視庁マナー向上のフルラッピングを施されているのを確認した。

以前から「すぎ丸」では、けやき路線に使用されている京王バス車両にもフルラッピング車両が存在しているが、 関東バス車両にラッピングが施されたのは今回が初めてである。

現在のところ他車への波及はない模様で、C158~C160共に通常通りの運行を続けている。

(Text:Ajiwai)(2009.9.19)

→フルラッピング仕様となったC158。
(Photo:Ajiwai)


→C158ラッピング仕様のリア画像や資料などは「車両リストのページ:150代」からどうぞ。



■K601が8年振りにラッピング解除される。


2009(平成21)年9月11日、丸山営業所へ配置されているK601「KC-RN210CSN」のフルラッピングが解除されているのを確認した。 そして9月13日午後より、百01にて運用されていることを併せて確認した。

このK601は、確認した限りでは2001(平成13)年より「Express KB」のフルラッピング仕様となっているが、 車体更生後にも同様のラッピング姿で使用されていたため、少なくとも8年以上はオリジナルカラーの姿を確認することはできなかった。 また、K601がラッピング仕様となっている間に僚車である602~605は除籍となり、600代の関東バス/ケイビーバスオリジナル塗装が見ることができなくなって いたため、今回オリジナル塗装を確認できる大変貴重な機会となった。

今回のラッピング解除が直ちに除籍へ向けた前兆ということではないと思われるが、K101,K102の車体更生が間近となっていることと関連し、 今後百01予備車の取り扱いをどのようにするか、動きが気になるところだ。

(情報提供:練馬急行様、B5101様 / Text:Ajiwai)(2009.9.14)


→K601のラッピングが解除された直後の姿。
(画像提供:練馬急行様)

→ラッピング解除後のK601リア面。
画像提供:練馬急行様)



■D219が除籍、代替でD7010が納車される。


2009(平成21)年9月10日、丸山営業所へ配置のD219「KC-RP211GSN」がナンバーを外された姿で留置されているのを確認した。 そして翌日となる9月11日の正午頃に、代替となるD7010「BDG-HR7JPBE」が納車された。

納車となったD7010は5月に投入されたD7009と同型車で、約4年振りに投入が再開された今年度2台目の日野レインボーである。

このたび除籍となったD219は、車検期間が9月までとなっており使用可能最終日が迫っていていたため去就が注目されたが、 3000,3400,5100代といった3扉車のように延命措置がとられることもなく、あえなく除籍となった。

D219は新製配置が丸山で、D220と並んで210代としては珍しく一度も営業所を転籍することなく、生涯を丸山営業所で過ごした車両であった。

D219はD7010の納車を見届けるかのように、納車から約1時間後、午後1時前に丸山営業所を後にして帰らぬ旅へと出発した。

丸山の210代は、2008(平成20)年度より本格的に除籍が始まり、丸山に最大で8台が配属されていた210代も残るはD220の1台のみとなったが、 このD220も車検期間は10月までとなっているため、この車両についてもいつ除籍となるか予断を許さぬ状況となってきた。

(情報提供:E3248様, 練馬急行様 / Text:Ajiwai)(2009.9.10,2009.9.11追記)


→D7010が9/11に納車された。
(画像提供:E3248様)

→D219が遂に除籍となった。
(画像提供:E3248様)

→D219は帰らぬ旅路へ出た。
(画像提供:練馬急行様)



■高円寺阿波踊りによる交通規制で、高43は迂回運行。


毎年8月末に開催されている高円寺阿波踊りは、2006(平成18)年度の開催より従来の8月26~28日の固定日から8月の最終週末(土日)へと変更されたため、 今年度の開催は8月29日、30日の2日間となった。

阿波踊りの開催日には高円寺駅~新高円寺(五日市街道入口交差点)間が車両通行止となることから、当該道路を通行する 高43(高円寺駅南口~五日市街道営業所)、 高45(高円寺駅南口~永福町) は交通規制に伴う運用変更がみられ、高45は交通規制以後は終日 新02(新高円寺駅~永福町)へ短縮、 高43は発着が高円寺駅南口から高円寺駅北口へ変更され、新高円寺~高円寺駅間は高円寺陸橋~環七通り経由で運行となった。

また、高円寺駅北口でも駅前広場のうち西側半分は使用不能となることから、バス停が約30mほど東側へ移動して高60,61,43が いずれも同じバス停から発車する措置が取られた。

一方、2004(平成16)年の廃止後も、阿波踊り開催時のみ臨時便として復活運転がされていた新01(新高円寺駅~五日市街道営業所)であるが、 2007(平成19)年度の運転を最後に運行される姿が見られなくなったが、今年度も運行されている姿は確認できなかった。

なお余談であるが、高円寺駅北口ロータリーの再整備工事が完了したが、車道幅が狭められたことによりバス車両の待機スペースが削減された。 このため赤31で使用される車両が複数待機する事態となった場合、 高円寺駅南口へ車両を一時的に逃がす措置が取られるようになり、関東バス阿佐谷営業所と国際興業バス赤羽営業所の車両が高円寺駅南口に姿を現すようになった。
(情報提供:練馬急行様 / Text:Ajiwai)(2009.8.29)


→高円寺阿波踊りに伴う交通規制により、高円寺駅北口の乗り場が移動された。
→通常の1番,2番バス停が使用できなくなり、阿波踊り開催時はタクシー乗り場部分がバスの待機場となった。
→通常では高61でほとんど使用実績のない1200代が充当された。
→高円寺駅北口で高43が見られるのは、この時期のみである。
(画像提供上記3点共:練馬急行様)



■西工ボディの1100代:B1126に車体更生工事を施工。


2009(平成21)年度より車体更生工事の際に前面に社紋が取り付けられるようになり、 これまでに900代「KK-LR233J1改」や2300代「KK-MK27HF」、6000代「KL-JP252NAN改」、1100代「KL-UA452KAN改:富士重新7E車体」 の外観にバリエーションが出てきているが、そのなかで このたび1100代「KL-UA452KAN改」の西日本車体バージョンであるB1126にも車体更生工事を施工され、運用に復帰したことを確認した。

このB1126では今年度施工の他車と同様に従来の「Non Step Bus」の表記が「ノンステップバス」とカタカナ表記となっているが、 前後面においてはこの表記自体が省略されており、既存車両との違いが鮮明となっている。

ちなみに、前後面に「ノンステップバス」の表記が省略された仕様はほかにA907,A6010,D1119,B1121,E6002でも見られる。
(Text:Ajiwai)(2009.8.29)


→西日本車体を架装する1100代で初めて、B1126に車体更生工事が施工された。
(Photo:Ajiwai)


→B1126のリア画像や資料などは「車両リストのページ:1100代」からどうぞ。


■誤乗対策か!?中41のLED系統表示に変化あり。


2009(平成21)8月17日頃から、 中野駅北口を発着する丸山営業所管内の路線のうち、 中41「中野駅~丸山営業所経由~江古田駅」のLED車について系統番号が反転表示となって各車使用されている。

中野駅~江古田駅間については、中野五丁目・新井薬師駅・江原中野通りを経由する中12と、 北野神社・新井薬師駅・丸山営業所を経由する中41が同じ1番バス停から発車し、かねてから誤乗の問題が指摘されている。

最近になって、途中で分岐となる江古田駅方面の新井中野通と中野駅方面の新井薬師駅では、バス車内の案内表示・音声案内に 「41系統・新井中野通り」「12系統・新井薬師駅」などといった追表示と音声アナウンスを行っているが、 今回の表示変更は、より明確に系統の違いを認識させる狙いがあるものと思われる。

ちなみに、この系統表示の変更はLED車のみの取り扱いで、従来の方向幕を装備した車両には変更はみられない。
(情報提供:E3248様、練馬急行様 / Text:Ajiwai)(2009.8.19)


中41LED表示のアップ画像。
(画像提供:練馬急行様)

中41LED表示のアップ画像。
(画像提供:練馬急行様)



■三菱の大型ワンステップ車:C1400が8/11にようやく運用開始。


2009(平成21)6月17日に青梅街道へ到着した大型標準尺のワンステップ三菱車:C1400「PKG-MP35UMVF」であるが、 8月11日にようやく営業運転が開始されたことを確認した。

8月11日当日は、午前中に荻32,34,36(荻窪駅~武蔵関駅,北裏,南善福寺)に充当された後に入庫、 午後については14時26分青梅街道営業所発下井草駅行から荻10(荻窪駅~下井草駅)で使用された。

C1400は納車から乗務員訓練を行った後、しばらくの間立野橋にある青梅街道営業所の分車庫にて留置が続いていたが、 7月末より手すり増設等の安全対策工事が施工され、ようやく運用開始となった。

この1400代は5100代「U-UA440LSN」の位置付けで登場した経緯からか、営業開始初日から本来の活躍が期待される路線 荻32,34,36,10に充当されたことは、今後の使用方法を占う上での貴重な情報となったのではないだろうか。

(情報提供:E3248様, 練馬急行様)(2009.8.12)


→営業運転開始初日のC1400。午後の荻10に出庫直前の姿を捉えた。
(画像提供:練馬急行様)

→C1400リア面の画像。
(画像提供:練馬急行様)



■大型ワンステップ車:B1300,B1301が運用開始、詳細を追加。


2009(平成21)7月17日に武蔵野へ到着した大型標準尺のワンステップ車:B1300,B1301「PKG-RA274MAN」であるが、 B1301が7月23日に鷹40(三鷹駅~NTT武蔵野研究開発センタ、下りのみ急行)に充当され、 遂に営業運転が開始されたことを確認した。

7月23日当日は、朝に鷹40を4往復し早速最混雑時の運用にも充当されたが、 中扉以降への立客の姿は多数見られたものの特に混乱もなく、10時過ぎには入庫した。(午後の運用については未確認)

一方B1300についてはB1301に遅れること数日、7月29日,30日と営業運転入りしているのを確認したが、 実際にはもう少し前から営業運転を開始している可能性もある。

→実際には、7月28日より鷹13にて運用を開始したとの情報を頂きました。ありがとうございます。
(情報提供:木場健一様、ak-3cp様)

B1300は納車直後にオリンピック招致の前面垂れ幕が取り付けられたが、なぜか外されて運用を開始したため 前面社紋が見える状態となっており、ファンにとっては嬉しい状況となっているが、 このまま前面の垂れ幕無しで使用が継続されるかは微妙な情勢である。

B1300は7月30日は吉祥寺駅発着系統の吉53に充当、 B1301は7月23,30日に三鷹駅発着系統である鷹40で使用されている姿を確認した。
(情報提供:ak-3cp様 / Text:Ajiwai)(2009.7.23,2009.8.5追記)


→B1300営業運転開始当日の姿を捉えた。
(画像提供:ak-3cp様)

→B1301営業運転開始後の画像。
(Photo:Ajiwai)


→B1300,B1301の詳細画像や資料などは、「車両リストのページ:1300代」から


■B3016,B3019の側面方向幕が再び大型のものに交換される。


2008(平成20)年12月にE1247,E1248の玉突きで五日市街道から武蔵野へ転属し、 最後の1990(平成2)年式であったB5109とB5110を置き換えた際に、 側面方向幕がB5109とB5110から流用した小型方向幕へと改造されて異彩を放っていたB3016とB3019であるが、 このたび側面方向幕が大型のものに変更されているのを確認した。

これは、7月16日にB5127,B5128が除籍となったタイミングとうまく合っていることから、 おそらくB5127とB5128の廃車発生品を流用したのではないかと推測される。

これにより、昨年末の転属時から見られた特異な仕様は見納めとなり、元の姿に戻ったことになる。


→B3016,B3019の側面方向幕が再び大型のものに交換され元の姿に戻った。
(Photo:Ajiwai)
→こちらはB3019の画像。
(Photo:Ajiwai)
→参考までに側面方向幕が小型だった頃の画像。B3019(左)とB3016(右)
(Photo:Ajiwai)

(2009.7.23)


■五日市街道ではE1251,E1252が7/17に納車、運用開始される。


2009(平成21)7月17日には五日市街道へ新車が到着「E1251,E1252:PKG-RA274KAN」し、 午後1時頃に五日市街道営業所へ納車された。 今回納車のE1251,E1252は、確認した限りでは6月に導入されたE1250と同様の仕様となっている。

このE1251,E1252の代替でE3484とE3485が遂に除籍となり、 これらは7/17の正午前後に営業所を後にした。

今回除籍となったE3484は五日市街道に残る最後の広告準備塗装仕様で、 3400代「U-UA440HSN」で残る広告準備塗装仕様車は、 青梅街道に残るC3476たった1台となってしまった。

→その後E1252は7/21より営業運転を開始、 E1251についても7/22には実際に営業運転を開始していることを確認しました。


→納車直後のE1252画像。
(画像提供:E3248様)
→回着整備後のE1252の姿。
(画像提供:E3248様)
→7/22のE1251は中35,中36で運用された。
(Photo:Ajiwai)
→7/22のE1252は同じく中35,中36で使用されている。
(Photo:Ajiwai)
→中野駅ではE1251,E1252の2台が続いた。
(Photo:Ajiwai)

→E1251,E1252のリア画像や形式解説などは、車両リスト(1200代)のページから

(情報提供:E3248様 | 2009.7.17)


■ワンステップのB1300,B1301が納車


定員が多く、 ラッシュ時には今でも多大な威力を発揮している5100代「U-UA440LSN」に、 世代交代の波が本格的に押し寄せているようだ。 2009(平成21)年7月17日に日産M尺のワンステップ車である新形式車 「型式:PKG-RA274MAN」B1300,B1301が正午過ぎに武蔵野営業所へ納車された。

6月に青梅街道へ導入された1400代と同様に中扉が引戸となっており、 中扉以降は混雑時対策で1人掛けとなっているのが特徴である。

また、1400代営業運転開始の妨げとなっている、 中扉以降部分の手すりや吊革は既に増設対応がなされており、 到着直後に回着整備が行われて既に営業運転開始がいつでも可能な状態へと整備されたことから、 実際の路線を試運転された後に営業運転開始というのが1400代よりも先となる可能性がある。

翌日の7/18からB1300は乗務員研修用車両として武蔵野営業所建物に近い所で使用されているほか、 B1301については第五小学校にある分車庫へ移動し留置となっている。

今回の納車で代替となったのはB5127,B5128「U-UA440LSN」の2台で、 7月16日をもって除籍された後、 7月17日午後に第五小学校にある分車庫を発った。

今回除籍となったB5127は関東バスに残っていた最後の赤ホイール車、 そして広告準備塗装車B5128の除籍により、 残る5100代で広告塗装準備仕様車であるのはB5129,B5130,B5131,B5132であるが、 B5130~B5132については現在武蔵野大学のラッピング仕様となっているため、 広告準備塗装仕様の外観が今も確認できるのはB5129のみとなった。


→B1300の前扉は折扉、中扉は引戸のメーカー標準仕様である。
(Photo:Ajiwai)
→B1300の右側面・リア側。前扉は折扉、中扉は引戸のメーカー標準仕様である。
(Photo:Ajiwai)
→B1300のリア側。非常口より後部の固定窓寸法が1200代よりも小さいのが確認できる。
(Photo:Ajiwai)
→B1301のリア側。2台共に到着直後から行先設定器の調整が行われ、珍しい行先が次々に表示された。
(Photo:Ajiwai)
→B1300の公式側。納車翌日からは乗務員研修用として使用されている。
(画像提供:B5101様)
→遂に除籍となった最後の赤ホイール車:B5127。帰らぬ旅路に出発直後の姿。
(Photo:Ajiwai)
→広告準備塗装であったB5128も除籍となり、7/17午後に旅立った。
(Photo:Ajiwai)

(情報提供:B5101様 | 2009.7.17)



→これより過去の記事は過去のヘッドライン(2009.1~2009.6)


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