元関東バス車両 「その後」追跡調査道南バス編(2018-2019年の最新情報) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2011(平成23)年度に道南バスへ電撃移籍を果たした元C2002は遂に除籍、
元関東バス車両も経年による今後の去就が気になる状況となってきた。
「89」(元C2002) 資料館前 2018.10.27 (画像提供:kbb12345様) 関東バスでノンステップ化を推進し、 一時代を築いた大型ノンステップ車両の元1100代「KL-UA452KAN改」が移籍を開始、 2009(平成21)年度より始まった関東バスから道南バスへの事業者間移籍から約10年が経過して一部除籍も始まり、 移籍車両の車種も移り変わりが顕著となってきた。 初期に移籍となった車両の去就も気になってきたことから、 道南バス移籍車最新動向を再度専用ページにてまとめてみたので、 ぜひご覧頂きたい。 ■関東バスB1122→道南バス「33」2019(平成31)年2月20日、 関東バス最後となる富士重工新7E車体を架装していた元B1122「KL-UA452KAN改」が遂に関東バスから除籍、 晩年には注目度が高まり今後の去就が気になる存在の移籍先は、 元僚車が多数集う道南バスとなった。 関東バスから除籍された直後、 北海道に渡道した姿は比較的早期に目撃されたが、 道南バス向けの塗装変更が行なわれた後に実際運用入りするまでには時間を要し、 平成~令和の時代を超えて道南バスでの再デビューは2019(令和元)年6月19日だった。 後部の行先LEDは撤去されないのは近年の仕様通り、 ヘッドライトはLED化され前面の顔つきが若干異なる雰囲気である。
■関東バスB1126,A1130,A1125,B1127,B1128,A1131,B1134,B1135,B1136,B1137
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17年度には元1100代の移籍も始まった。
ナンバー交付を受け「124」となった元B1126。 道南バス「124」(元B1126) 室蘭東営業所 2017.10 (画像提供:バス大好き様) |
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124号車は登別若山営業所に所属し、
道南バスの新しい主力として活躍を開始している。
道南バス「124」(元B1126) 東町ターミナル 2018.10.27 (画像提供:kbb12345様) →124号車のリア面行先表示器は存置されている。 道南バス「124」(元B1126) 東町ターミナル 2021.5.27 (画像提供:練馬急行様) |
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上述の124号車と同様、登別若山営業所に配属された元A1130の125号車。
道南バス「125」(元A1130) 東町ターミナル 2021.5.26 (画像提供:練馬急行様) |
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室蘭東営業所にも元1100代が配属、元A1125が113号車となった。
道南バス「113」(元A1125) 東町ターミナル 2018.10.27 (画像提供:kbb12345様) →113号車のリア面行先表示器は筐体ごと撤去された。 道南バス「113」(元A1125) 東町ターミナル 2021.5.26 (画像提供:練馬急行様) |
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「113」の隣には、同時代に西武バス上石神井営業所に投入された同型の元A5-44「121」が並んだ。
(左から)道南バス「113」(元A1125),「121」(元西武バスA5-44) 室蘭東営業所 2018.1.24 (画像提供:白鳥様) |
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113号車と同様に室蘭東営業所所属となった、元B1127の114号車。
道南バス「114」(元B1127) 東町ターミナル 2021.5.26 (画像提供:練馬急行様) →114号車のリア画像(後面・右側面) 道南バス「114」(元B1127) 東町ターミナル 2022.8.12 (画像提供:KANTO MUSASHINO[B5154]様) |
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元B1128である115号車。この車両も室蘭東営業所に配属された。
中扉上部の扉用照明について、車両ごとに色が異なっている。 道南バス「115」(元B1128) 東町ターミナル 2018.10.26 (画像提供:kbb12345様) →115号車のリア画像(後面・右側面) 道南バス「115」(元B1128) 東町ターミナル 2018.10.26 (画像提供:kbb12345様) |
18年度に入っても移籍は続き、元A1131が30号車となって9/15より運用を開始した。
道南バス「30」(元A1131) 室蘭東営業所 2018.9.15 (画像提供:白鳥様) |
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30号車の画像(前面・左側面)
道南バス「30」(元A1131) 東町ターミナル 2021.5.26 (画像提供:練馬急行様) |
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転用改造が完了し、18年12月より運用開始となった31号車。
道南バス「31」(元B1134) 室蘭東営業所 2018.12.16 (画像提供:白鳥様) →LED行先表示器は機器交換された模様だが存置されている。 道南バス「31」(元B1134) 室蘭東営業所 2018.10.26 (画像提供:白鳥様) |
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31号車の画像(前面・左側面)
道南バス「31」(元B1134) 東町ターミナル 2021.5.26 (画像提供:練馬急行様) →31号車のリア画像(後面・右側面) 道南バス「31」(元B1134) 東町ターミナル 2021.5.26 (画像提供:練馬急行様) |
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19年度に入っても元1100代が続々と移籍してきた。
70号車はラッピング仕様となり活躍している。 道南バス「70」(元B1135) 東町ターミナル 2021.5.26 (画像提供:練馬急行様) →70号車のリア画像(後面・右側面) 道南バス「70」(元B1135) 東町ターミナル 2021.5.26 (画像提供:練馬急行様) |
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136号車は登別若山営業所に所属となった。
道南バス「136」(元B1136) 室蘭東営業所 2022.8.12 (画像提供:KANTO MUSASHINO[B5154]様) |
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19年度も追加で移籍は続き、
室蘭市内を走る道南バス車両は元1100代が最大勢力となった。
道南バス「71」(元B1137) 室蘭東営業所 2019.12.15 (画像提供:白鳥様) |
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71号車はその後、ラッピング仕様となった。
道南バス「71」(元B1137) 東町ターミナル 2021.5.26 (画像提供:練馬急行様) →71号車のリア画像(後面・右側面) 道南バス「71」(元B1137) 東町ターミナル 2021.5.26 (画像提供:練馬急行様) |
17年度移籍の元A6008,A6009は、
関東バス時代から助手席側の車いすマークが小さいのが特徴だ。
道南バス「111」(元A6008) 東町ターミナル 2018.10.27 (画像提供:kbb12345様) →リア面のLED行先表示器が存置されたのが特徴。 道南バス「111」(元A6008) 東町ターミナル 2021.5.27 (画像提供:練馬急行様) |
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画像は元A6009の「112」。
道南バス「112」(元A6009) 東町ターミナル 2018.10.26 (画像提供:kbb12345様) →112号車は独自仕様のナンバーステイがあるのが特徴である。 道南バス「112」(元A6009) 東町ターミナル 2021.5.26 (画像提供:練馬急行様) |
18年度に移籍のE6021,E6022は「122,32」となり、
登別若山と室蘭東でそれぞれ活躍を開始した。
道南バス「32」(元E6022) 室蘭東営業所 2018.12.16 (画像提供:白鳥様) |
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32号車の画像(前面・左側面)
道南バス「32」(元E6022) 東町ターミナル 2022.8.12 (画像提供:KANTO MUSASHINO[B5154]様) |
元2010代の5台は全て登別若山営業所に集結したが、
画像の59号車は21年に除籍となった。 晩年は行先表示器脇の低公害車ステッカーが剥がれつつあった。 道南バス「59」(元C2012) 室蘭東営業所 2018.10.27 (画像提供:kbb12345様) |
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行先表示器脇の車いす用スロープ対応を示すステッカーは、
11年頃に撤去された。 冬季の厳しい環境下での使用により疲れも見られるが、 いまも健在である。 道南バス「101」(元C1006) 若山営業所 2018.10.26 (画像提供:kbb12345様) |
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移籍当初は特定輸送用として改造されたため、
名残りで側面行先幕部にフィルムが貼られ小窓となっているのが特徴。 道南バス「100」(元A1517) 苫小牧営業所 2018.10.25 (画像提供:kbb12345様) |
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三菱+富士重+3扉車を現代に伝える貴重な存在であった元C2002だが、
21年11月に交通事故に遭い解体されてしまった。 道南バス「89」(元C2002) 室蘭東営業所 2018.10.27 (画像提供:kbb12345様) →89号車のリア姿。三菱車特有の凹凸のあるエンジンルームカバーが特徴的だった。 道南バス「89」(元C2002) 資料館前 2018.10.27 (画像提供:kbb12345様) |
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国内で現存する元3000代は、
関東バスで今なお現役のB3008とこの39号車のみとみられる。
道南バス「39」(元B3009) 室蘭東営業所 2018.10.27 (画像提供:kbb12345様) |
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再び見られた元関東バス3扉車同士の並び。
(左から)道南バス「89」「39」 室蘭東営業所 2018.10.27 (画像提供:kbb12345様) |