西20-1,西20-3系統 | 関東バス・アーカイブス「味わい」路線解説

'09年頃から使用されることのなくなった「西20立教女学院」表示。
C2002　青梅街道営業所　2011.8.7
（画像提供：6621様）

■車両から系統表示が消えた、幻の系統。

西20「西荻窪駅～立教女学院」は、荻40「荻窪駅～立教女学院」の出入庫の位置付けで運行されていた系統である。

西20表示の立教女学院行きがそのまま西荻窪駅行きとなることはなく、逆に立教女学院方面からやってくる車両が西荻窪駅で折り返すことはない。また立教女学院方面からの西荻窪駅行きは、西荻窪駅で一旦営業運転を切った後に引き続き青梅街道営業所行きとなっていた。

2009(平成21)年に入ると、青梅街道営業所～立教女学院の出入庫便共に西20の表示が無くなり、ローマ字入りの行先幕が別途用意されて、出庫便については「(西荻窪駅経由)立教女学院」行き、入庫便については「西荻窪駅経由青梅街道営業所」行きとなった。このため車両の表示からは西20が姿を消したが、バス停の案内や時刻表では引き続き西20が健在で、現在どのような取り扱いとなっているかが気になるところだ。

また行先表示方法が変更されたことに関連して、今まで入庫便の西荻窪駅で一度営業運転を切っていた取り扱いを取りやめて、松庵二丁目以降で青梅街道営業所まで通して利用することが可能となるなど変更が見られた。ちなみに出庫便については、今まで西20立教女学院の表示から「(西荻窪駅経由)立教女学院」となっただけで、以前から立教女学院まで通して利用が可能となっている。そして出庫便については青梅街道営業所から西荻北五丁目まで途中停留所は通過扱いとなっており、青梅街道営業所から西荻窪駅へ利用する場合は西01,西02,西03「西荻窪駅～青梅街道営業所,上石神井駅,大泉学園駅」よりも到着が早いため、この出庫便を狙って乗車する利用者も見られる。

運行経路は立教女学院周辺で循環形状となっているため、循環経路に入る松庵二丁目出発後に今までの立教女学院行きからそれぞれ行先変更が行われる。

	'09年頃から表示されるようになった「(西荻窪駅経由)立教女学院」表示。西20の系統表示が無くなった。 C1006　青梅街道営業所　2009.3.13 (Photo:Ajiwai)
	出庫便は以前は西20立教女学院の表示だったが、系統表示が無くなり現在へ至る。 C2001　西荻窪駅北口　2009.3.15 (Photo:Ajiwai)
	松庵二丁目→立教女学院→西荻南間のみで見られる行先表示。出庫便は側面に途中経路の表示が無いが、入庫便の場合は経路が詳細に示されているのが面白い。 C2001　松庵小学校→松庵間（松庵小前交差点）　2011.3.1 (Photo:Ajiwai)
	入庫便のリア行先幕表示。漢字の文字数が多く独特の雰囲気である。 C2001　松庵　2011.3.1 (Photo:Ajiwai)
	LED車による入庫便の表示。幕式の車両と同等の内容となっている。 C2301　松庵小学校→松庵間（松庵小前交差点）　2011.2.22 (Photo:Ajiwai)

「青梅街道営業所→立教女学院」(西20-1)
「立教女学院→青梅街道営業所」(西20-3)の運行について
（出庫便は青梅街道営業所基準,入庫便は立教女学院基準：2010.11.16改正）

運行回数 (西20-1)

平日11回, 土曜3回, 日祭7回
始車：0619(平日,土曜,日祭)
終車：2009(平日), 1711(土曜), 1721(日祭)

運行回数 (西20-3)

平日11回, 土曜4回, 日祭7回
始車：0955(平日), 1131(土曜), 0835(日祭)
終車：2238(平日,土曜,日祭)

※青梅街道営業所→立教女学院は青梅街道営業所→西荻北五丁目間無停車

→西20関連の詳細路線図はこちら

経由する停留所名

青梅街道営業所→西荻北五丁目
（善福寺、八幡宮裏、井草八幡宮は通過）

→西荻北三丁目 →西荻窪駅 →西荻窪駅南口
→大和通 →松庵二丁目 →水道道路東 →久我山 →久我山四丁目 →立教女学院

→水道道路西 →松庵小学校前 →松庵 →松庵稲荷前 →松庵二丁目 →西荻南
→西荻窪駅 →西荻北三丁目 →西荻北五丁目 →桃井四丁目(降車専用) →井草八幡宮
→八幡宮裏 →善福寺 →青梅街道営業所

関東バス路線解説 「青梅街道営業所→立教女学院」(西20-1) 「立教女学院→青梅街道営業所」(西20-3)

■車両から系統表示が消えた、幻の系統。

関東バス路線解説
「青梅街道営業所→立教女学院」(西20-1)
「立教女学院→青梅街道営業所」(西20-3)