中央バス2598,元関東バスD219

北海道へ渡った関東バス車両(中央バス編)

元・関東バス車両の追跡調査



北海道中央バスへ移籍した元関東バスD219の「2598」。
同車は新川営業所に所属していたが、運用離脱となった模様だ。

北海道中央バス「2598」元D219 新川営業所(札幌市北区) 2013.10.7
(画像提供:AVE様)

■中央バスでは唯一の元関東バスが、札幌で活躍。

関東バスからは全廃となり、 鹿児島から北海道へ散らばった210代「KC-RP211GSN改」だが、 丸山営業所にいたD219は北海道へ渡り、 北海道中央バス新川営業所配属の車両(札幌200か25-98)として2009(平成21)年12月末より活躍を開始した。

→元210代の種車特定に関しては、北原夏鈴様より情報提供を頂きました。ありがとうございました。

この車両は短尺車両であることもあってか、 花畔方面や西24丁目駅方面ではなく微妙にマイナーな麻67系統「麻生駅~宮の沢駅」で使われることが多い様子であった。

元D219の移籍後、 元関東バス車両の追加移籍は無かったため孤軍奮闘の状況が続いていたが、 2016(平成28)年2月に新車の代替で運用離脱したという情報が入った。



■関東バス210代「KC-RP211GSN改」→北海道中央バス「2598」


北海道中央バス「2598」(元関東バスD219) 中央バスへ移籍直後、運用入りした「2598」。

北海道中央バス「2598」 新琴似8条6 2010.1.8
(画像提供:ATB MODELS様)


外観は、塗色変更,行先幕をLED化,側面行先幕位置を次位窓位置に移動,前扉上に照明追加といった変更が見られるが、 種車の特徴をよく残している。

そして車内については、 元社番である「D219」が前方の料金表示器下方にそのまま残されているほか、 後方でも残されていることが判明した。

このほか関東バスファンにとっては嬉しいことに、 関東バスにて2006(平成18)年3月まで使用していた新宿駅西口のバスロケーションシステム対応の車上子が存置されているのが 特徴となっている。

この車は新川営業所所属で、 最近は屯田線でも使用されるようになっていたが、 遂に運用離脱、除籍された模様である。


北海道中央バス2598(元関東バスD219)型式写真 中央バス「2598」の左側面(公式側)写真。

(画像提供:kbb12345様)
北海道中央バス「2598」(元関東バスD219)前面画像 中央バス「2598」のフロント画像。

(画像提供:AVE様)
北海道中央バス「2598」(元関東バスD219)車内画像 関東バス時代のモケットが残る「2598」の車内画像。
中扉以降で一部モケット柄が異なるのは、 関東バス時代の1人掛けから2人掛けへ変更されたためである。
手すりはオレンジのものへ変更されたが、 種車の雰囲気はそのままである。

「2598」車内画像
(画像提供:AVE様)
北海道中央バス「2598」(元関東バスD219)元社番 リア側行先幕蓋には、元社番である「D219」がかすかに読み取れる。

「2598」車内画像
(画像提供:AVE様)


→関東バスから移籍した中央バス車両に関する皆様からの画像や情報を、引き続きお待ちしております。






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