関東バスからは、
青梅街道に所属するC2202「PKG-AA274KANRN」と丸山に所属するD1253「PKG-RA274KAN」が武蔵野営業所へ貸し出しされており、
関東バス武蔵野営業所の乗務員による運転にて小田急バス武蔵境営業所へ回送が行われた。
そして武蔵野営業所から小田急バス武蔵境営業所へ一旦入庫後、
小田急バスの乗務員による指導添乗によりICU特定輸送が行われている状況から、
小田急バス車両のやり繰りに対する支障が発生して他社による代行輸送が行われているものと推測される。
一方西武バスからも関東バス車両と同様に代行輸送として車両が派遣されており、
2月5日には小平営業所のA4-768「QKG-MP38FKF」が、
2月6日には新座営業所のA3-68「QKG-MP35FMF:用途外仕様」が充当されていたことも併せて確認した。
ちなみに2月5,6日には、
武蔵境駅南口を0730,0740,0755,0805頃に発車した便が関東バス2台による運用、
0745,0810頃に出発した便が西武バスによる担当となっていた。
また下校時の午後便については西武バス車両1台による運用となっており、
関東バス車両の姿は確認できなかった。
丸山に所属するD1253は、
2月3,4日の東京女子大学の入試対応で青梅街道へ貸し出されており、
連日に渡り本来の所属を離れて青梅街道→武蔵野→小田急バス武蔵境へコンバートされている。
その後週明けとなる2月9日の運用は、
立川バスと西武バスによる運行へと切り替わっており、
関東バスによる代走は2月6日にて終了した模様だ。
ちなみに2月9日の運用は、
武蔵境駅南口を0730,0755頃に発車していた便には西武バス新座営業所のA6-158「PJ-LV234L1」が使用されたほか、
0740,0745,0805,0810頃に出発の便は立川バス2台よる運用に変更されており、
普段は真如苑応現院への特定輸送に専従している曙営業所のA734,A737「PJ-LV234N1」が充当された。
このたび武蔵境駅南口に立川バスが姿を見せた訳だが、
営業エリアが干渉することのない小田急バスと、
グループ会社で外部塗装が同一である立川バスの並びが実現したことは極めて珍しいことで特筆に値する。
国交省より公表されている内容や現地の状況を総合すると、
小田急バスのICU高等学校スクールバス専用車が復帰するのは2月25日からの見込みで、
それまでは西武バス・立川バスによる代行輸送が見られそうで、
期間限定の共演がしばらく見られそうだ。
→ICU高等学校の特定輸送のため、武蔵境駅南口に姿を見せた丸山のD1253。
→ICU高等学校のスクールバスに充当するため、武蔵境営業所からかえで通りを北上する関東バス車両。
→ICU高等学校へ向けて武蔵境駅南口を出発する丸山のD1253。
→青梅街道からも車両が貸し出しされ、
ICU高等学校のスクールバスとして使用された。
→西武バスからは、
多摩六都科学館の夏季輸送でも活躍した新座営業所のA3-68が充当された。
→週が明けて2/9には、立川バス曙営業所のA734,A737による代行輸送となった。
→2/9は西武バスから新座営業所のA6-158が応援に駆け付けた。
→通常見られることのない、小田急バスと立川バスの並びが実現した。
(上記画像は全て:Ajiwai)