先述の多摩六都科学館無料シャトルバス用として五日市街道から1台を借り受けた武蔵野営業所からは、
教習用のため阿佐谷営業所と車両交換が行われており、
B331「KK-RM252GAN改」が阿佐谷へ貸し出し、
7月24,25日には
大03「野方駅~高円寺駅(東京警察病院正門前経由)」に充当された。
一方で、阿佐谷のA155「PA-ME17DF」が武蔵野へ貸し出され、
多摩六都科学館無料シャトルバス予備用として車両にステッカーが掲出された状態で武蔵野営業所に待機している。
ただ武蔵野営業所では、
当初1台運用となっていた多摩六都科学館無料シャトルバスが7月24日時点では2台運用に変更されており、
E347の他に1台がシャトルバスの運用に充当されているが、
24日には予備車として阿佐谷より借入中のA155ではなくB344「KK-RM252GAN改」が使用されたこともあって中型車が不足している。
その後はB344が五日市街道へ貸し出されたことが判明し、
7月27,28日には
荻58「荻窪駅南口~北野」で運用中の姿が見られたが、
結果としてE347とB344が単純に交換された形となっており、
なぜこのような交換が行われているか興味深い状況となっている。
以上により、
現在武蔵野に残る中型車は決定的に不足していることから、
通常は中型車の限定運用となっている
鷹21「三鷹駅~天神山」へB1304「PKG-RA274MAN」が7月24日に充当されるなど、
鷹21への大型車充当がこのところ毎日見られるようになった。
鷹21に大型車が使用されることは極めて稀で、
近年では1100代初期車がごく一部配車された実績があるが、
同系統への1300代充当は初めてであるなど珍しい姿が見られた。
ちなみに7月23,26,29日にはB1208,B1212,B1239「PKG-RA274KAN」がそれぞれ使用されており、
こうした大型車による
鷹21運用はしばらくは見られそうだ。
また、冷房の効きがいまいち良くないことから、
夏期になってからしばらく運用離脱していたB3008だが、
一連の車両不足の影響を受けて7月22日より
吉50「吉祥寺駅~成蹊学園」の固定ダイヤに久しぶりに充当された。
ただ7月26日からは学休ダイヤが始まるためにピーク時の所要車両数が減少するため、
B3008については25日までのごく限られた運用となることが推測される。
→武蔵野から阿佐谷に貸し出され、大03に充当されるB331。
(Photo:Ajiwai)
→B331と交換で武蔵野へ貸し出されたA155。ムーバス用016と並んだ姿。
(画像提供:サハ8564様)
→E347と入れ替わりで五日市街道へ貸し出されたB344。7/28には荻58に使用された。
(画像提供:サハ8564様)
→通常は主に330代で運用される鷹21に1300代が充当され注目を集めた。
(画像提供:練馬急行様)
→鷹21は2つの運用のうち1運用には必ず大型車が入る状態が続いている。
(Photo:Ajiwai)
→車両不足により吉50へB3008が学休ダイヤ直前に一時的に返り咲いた。
(画像提供:練馬急行様)