元・関東バス車両の追跡調査
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群馬に元関東バスからの移籍車が突如姿を見せた。 地方都市に元関東バスのノンステップ車が徐々に展開を始めている。 「1084」元B1118 太田記念病院南→太田合同庁舎前間 (群馬県太田市 太田合同庁舎東交差点) 2014.6.18 (画像提供:6621様) 関東バスでは2012(平成24)年度から初代ノンステップ車である1100代の退役が急速に進行しているが、 特殊仕様感の否めないことによる関東バス時代の使い辛そうだった状況とは裏腹に、 一部が解体を免れて帯広を本拠地とする北海道拓殖バスに引き取られ、 第二の活躍を始めているところである。 こうしたなか群馬にも元関東バス車両の事業者間移籍が発生ということで、 このたび群馬県太田市に本社を構える矢島タクシーへ移籍を果たした車両の動向をつかむことができた。 このため、早速当ページにて最新の動向をご覧頂ければと思う。 ※当ページに掲載の情報は、関前三丁目様, 6621様, 練馬急行様, KANTO MUSASHINO[B5154]様, C3408様よりご提供頂きました。 この場を借りて深く御礼申し上げます。 ※新田暁高校での画像は、特別に許可を得て撮影を行っております。 ■関東バス元B1118→矢島タクシー「1084」 青い装いに一新されたこの元1100代は、 矢島タクシーへは2014(平成26)年5月頃に移籍した模様で、 転用に際しては外板塗装や機器類の変更が行われている。 気になる同車の元社番だが、 車外,車内共に元の社番が完全に消されていることから種車特定が困難かと思われたが、 黒色サイドミラー, 車台番号, 製造番号, 車内の降車口付近の手すりの色, 東京都多摩建築指導所による屋外広告許可証が残されていた決定的な証拠により、 元B1118「KL-UA272KAM」であることが判明した。 外部のLED行先表示機は前後面,側面共にレシップ製のものに交換された一方、 音声合成装置は存置され車内LED停留所表示機は再利用されているほか、 車内のアコモデーションはそのままとなっているため、 外部の雰囲気とは対照的に車内では種車そのままの雰囲気が漂っている印象だ。 今回移籍した「1084」は、 平日のみ運行される新田-1~新田-4「太田駅北口~新田暁高校」(新田「にった」線)の7本に運用され、 通学利用のほか新田庁舎(旧新田町役場),太田記念病院の利用者などに利用されている。 また土曜・休日には、 太田駅南口~イオンモール太田間往復バスの応援に回ることもあり、 ピンクのイオングループ専用塗装を纏った同区間専属のいすゞキュービックと送迎運行をこなしている。 関東バスではついに全廃となってしまった初期ノンステップの1100代だが、 地方都市で徐々に第二の活躍を開始している。 →関東バスから移籍した矢島タクシー車両に関する皆様からの画像や情報は、今後も引き続きお待ちしております。
DETAILS →「1084」フロント正面 →「1084」リア正面 →車内画像(前方) →車内画像(後方) →LED表示機はレシップ製のものに交換されている。 →コックピット付近。車内前方のLED表示機は珍しいことに再利用されている。 (上記6点の画像提供:6621様)
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