伏見通りの新道経由となり今では大型車による運用となったが、 保谷駅付近ではいささか窮屈な様子で通り抜けていくのが印象的だ。 B1416 保谷駅南口~東町三丁目間 2022.3.12 (Photo:Ajiwai) ■新道経由となり利便性の向上した共管路線。鷹21「三鷹駅~天神山」はJR中央線三鷹駅より西武池袋線保谷駅を結ぶ路線で、 保谷駅南口からは一路南下し、保谷駅と西武新宿線東伏見駅のほぼ中間に位置している天神山を終点とする7.25kmの路線である。 またこの路線は西武バス上石神井営業所と共管となっている。 この路線は、三鷹駅から武蔵野営業所・第五小学校を経由して関前三丁目交差点にて右折し伏見通りを北上、 西武柳沢駅東方の西東京東伏見トンネルで西武新宿線をアンダーパスする経路をとることから西武新宿線とは直接接続していない。 このためJR三鷹駅~西武新宿線間の需要の受け皿になれないため利用客数はあまり多くなく、 平日で1日40回(土曜・休日は37回)の設定に留まっている。 このうち関東バスによる運行は1日10往復のみだ。 吉祥寺駅や三鷹駅発着の他路線のようにラッシュ時に激しい混雑が起こらない路線のため、 以前より鷹21へ使用される車両はほぼ固定されていた。 大型短尺車であった3076~3078「旧3000代:K-U31K」が存在していた頃はほぼ専用車として使用されていたが、 旧3000代が除籍となった1997(平成9)年からは同じく大型短尺車の211~216「210代:KC-RP211GSN」が充当されるようになった。 しかし1997~98(平成9~10)年にかけて大型車とトレードで武蔵野より210代が全て転出してしまったため、 しばらくは3200代「P-U32K」や3000代「U-UA440HSN」にてしのいだ後、 2000~02(平成12~14)年に中型車である330代「KK-RM252GAN改」が新製されて、 330代が鷹21の専用車として運用された。
保谷駅南口の再開発事業進展に伴い車両の待機スペースが一切無くなってしまうことから、 2006(平成18)年10月1日より保谷駅より二つ先の天神山まで延伸されることになり、 行先表示には「保谷駅・天神山」と表示されるようになった。 その後、保谷駅南口地区第一種市街地再開発事業の完了に伴い、 2012(平成24)年3月4日には保谷駅南口の駅前交通広場が供用開始となった。 このため保谷駅での折り返しが再び可能となったが運転系統に変更は無く、 現在でも天神山まで運行が続けられている。 その後、 都市計画道路(都道調布保谷線:通称伏見通り)の保谷庁舎~東伏見交差点間が2013(平成25)年4月21日に供用開始されたことに伴い、 7月1日から当該新道を経由する経路変更を行った。 そのため「東伏見稲荷神社~保谷庁舎」間では、 関東バスのみ天神山方面の「東伏見稲荷神社~保谷庁舎」間、 三鷹駅方面の「保谷庁舎~千駄山住宅」間の停留所が廃止となり、 代わりに「東伏見稲荷神社~保谷庁舎」間で「富士町六丁目」「保谷中学校」「中町六丁目」「中町一丁目」の停留所が新設された。 伏見通りを保谷庁舎までそのまま北上する新経路へ変更されたことに伴い、 使用車両も大型車による運行が中心となった。 2022(令和4)年3月現在では1400代や1950代といった、 関東バスで最も長尺の車両で主に運行されている。 ■関東:西武=1:3など変則的な共同管理形態また、 この路線は西武バス上石神井営業所と共同運行されているが、 他営業所の共管路線:池11,赤31,西03等とは異なり、 関東バス・西武バスがそれぞれ自エリアで他路線も運行していることから、 同じ系統であるにも関わらず、 関東バスの鷹21と西武バスの鷹21で停留所が2本立っている箇所が複数あるのが特徴だ。※同様の停留所形態をもつ路線としては荻11,荻12「荻窪駅~石神井公園駅,井荻駅」が挙げられる。 2013(平成25)年7月1日に西武バスの「八幡町」が「武蔵野中央公園」に変更されたが、 関東バスは先に2013(平成25)年2月15日より「八幡町」から「武蔵野中央公園」に改称されていたことから、 晴れて再び関東バスと停留所名が揃えられた。 それまでは関東バスの鷹21と西武バスの鷹21で同じ場所に停車するにも関わらず、 停留所名が異なる状況となっていて、 このことは共管路線特有の事例といえるだろう。 また、運行回数の比率は関東バス:西武バスで約1:3で、 西武バスの運行比率が圧倒的に高いのが特徴だ。
鷹21の運行について (三鷹駅基準:2022.1.14現在) 運行回数 (2009.11.2改正) 40回(平日・土曜・日祭共通)うち関東バス運行分は10回 始車:0630 終車:2126(西武バス)(※関東バスの終車は2035) (2022.1.14現在) 40回(平日)37回(土曜・休日)うち関東バス運行分は10回 始車:0630 終車:2131(西武バス)(※関東バスの終車は2035) 運行間隔 (2009.11.2改正) 朝15~25分 昼19~26分 夕20~26分 (2022.1.14現在) 朝16~25分(平日), 朝15~34分(土曜・休日) 昼15~40分(平日), 昼16~29分(土曜・休日) 夕15~28分(平日), 夕24~38分(土曜・休日) ※朝は7~9時台, 昼は10~16時台, 夕は17~19時台としています。 鷹21の出入庫路線 市民文化会館入口→三鷹駅 鷹10三鷹駅→武蔵野営業所 →鷹21関連の詳細路線図はこちら ※H25.2.17より「日祭」ダイヤは「休日」ダイヤへ呼称変更となりました。 経由する停留所名 ※リンクのある停留所名をクリックすると画像を見ることができます。 ※同じ停留所でも天神山方面、三鷹駅方面で別画像に分けています。 ※「三鷹駅~伏見通り,中町一丁目~天神山」の停留所画像は、KANTO MUSASHINO[B5154]様よりご提供頂きました。 この場をお借りして心より御礼申し上げます。 鷹21三鷹駅→天神山 三鷹駅北口 →東急ストアー前 →武蔵野警察署前 →横河入口 →西久保二丁目 →保健所前 →市民文化会館入口 →武蔵野営業所 →稲荷神社 →第五小学校 →関前三丁目 →武蔵野中央公園 →武蔵野北高校前 →伏見通り →東伏見稲荷神社 →富士町六丁目 →保谷中学校 →中町六丁目 →中町一丁目 →保谷庁舎 →文理台公園 →東町三丁目 →保谷駅南口(降車専用) ・保谷駅南口(乗車専用) →東町六丁目 →天神山 ※廃止停留所 東伏見稲荷神社 千駄山住宅 柳沢駅通り 桶久保 平和通り 保谷郵便局 荒井竹 保谷中央医院入口 保谷駅南口(乗車専用) 鷹21天神山→三鷹駅 天神山 →東町六丁目 →保谷駅南口(降車専用) ・保谷駅南口(乗車専用) →東町三丁目 →文理台公園 →保谷庁舎 →中町一丁目 →中町六丁目 →保谷中学校 →富士町六丁目 →東伏見稲荷神社 →伏見通り →武蔵野北高校前 →武蔵野中央公園 →関前三丁目 →第五小学校 →稲荷神社 →武蔵野営業所 →市民文化会館入口 →保健所前 →西久保二丁目 →横河入口 →武蔵野警察署前 →三鷹駅北口 ※変更停留所 保谷中央医院入口(現:文理台公園) ※廃止停留所 荒井竹 保谷郵便局 平和通り 桶久保 柳沢駅通り 千駄山住宅 東伏見稲荷神社 | ||||||||||||||
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