関東バス路線解説
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関東バスの単独区間である、南荻窪の住宅街を抜ける荻71。2010(平成22)年9月30日限りであえなく廃止となった。 E350 南荻窪三丁目〜南荻窪四丁目間 2010.9.13 (Photo:Ajiwai)
荻71「荻窪駅南口〜西荻窪駅南口」(神明中学口経由)は、
荻窪駅南口〜西荻窪駅南口を同じく結んでいた宮前三丁目経由の荻61と並んで、
長らく運行形態に変化はなかったが、利用客の低迷により2004(平成16)年10月16日より、
両系統をつなげて循環する形で荻62西荻窪駅循環「午前:荻窪駅南口→宮前三丁目→西荻窪駅南口→神明中学口→荻窪駅南口、
午後は逆周り」が誕生し、
荻61と共に2004(平成16)年10月15日限りで一度廃止となった路線である。
ところがこの荻62も利用者が伸び悩み、 2008(平成20)年9月15日限りで荻62が廃止されたことにより、 荻71だけは平日朝の5.5往復のみと大幅に運行が縮小されたが復活を遂げ、 約4年振りに過去帳入り系統から返り咲いたという異色の路線である。 荻窪駅南口〜西荻窪駅南口間はほぼJR中央線に近い位置で平行の経路をとり、 南荻窪の交通空白エリアを通っているが、終日運行されていた時代も利用者はまばらで、 1台あたりの利用者は10人程度といった状況であった。 また、ほぼ全線にわたり住宅地の狭隘道路を通過することから、 以前は旧100代「K-RM80G」や500代「P-RP80G」が充当され、 近年では330代、 そして荻62時代のうち2008(平成20)年3月〜9月まではケイビーバス丸山から転属した600代「KC-RN210CSN」により運行されている時期もあった。 荻71は平日朝のみの運行となってからは1台使用の26分ヘッドとなっていたが、 2009(平成21)年8月3日より周辺住民や杉並区からの要望に応える形で朝のみの運行から午後にも運行時間が拡大された。 運行時間は7〜9時台のほか14時台から17時台までとなり、1台使用の27分ヘッドとなった。 それに伴い西荻窪駅南口→五日市街道営業所の入庫便も復活するなど、 路線形態にいろいろと動きを見せていたが結局利用状況は芳しくなく、 2010(平成22)年9月30日の運行を最後に再び過去帳入りの路線となってしまった。
荻71の運行について(荻窪駅基準:2009.8.3時点) 運行回数 平日朝5回,午後7回, 土曜,日祭運休 始車:0714,1451 終車:0902,1733 荻71の出入庫路線 五日市街道営業所→西荻窪駅南口 ※早朝1回のみ:五日市街道営業所発0646 ※2010.10.1廃止 西荻窪駅南口→五日市街道営業所 ※夕方1回のみ:西荻窪駅南口発1746 ※2010.10.1廃止 荻53荻窪駅南口〜五日市街道営業所 →荻71関連の詳細路線図はこちら 経由する停留所名 ※リンクのある停留所名をクリックすると画像を見ることができます。 ※同じ停留所でも西荻窪駅方面、荻窪駅方面で別画像に分けています。 荻71荻窪駅南口→西荻窪駅南口 荻窪駅南口→荻窪電話局→荻窪高校前→忍川橋→荻窪橋→東電荻窪支社前 (ここまでは他系統との共用区間) →南荻窪四丁目 →南荻窪三丁目 →神明中学口 →天祖神社入口 →西荻南四丁目 →警察通り →西荻南三丁目 →西荻窪駅南口 (東電荻窪支社前〜西荻窪駅南口間は単独区間) 荻71西荻窪駅南口→荻窪駅南口 西荻窪駅南口 →警察通り →西荻南四丁目 →天祖神社入口 →神明中学口 →南荻窪三丁目 →南荻窪四丁目 →東電荻窪支社前 (西荻窪駅南口〜東電荻窪支社前間は単独区間) →荻窪駅南口 (東電荻窪支社前〜荻窪駅南口間は他系統との共用区間) 廃止直前の時刻表
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