荻36系統 | 関東バス・アーカイブス「味わい」路線解説

桃井第四小学校前の桜を抜ける荻36に充当のC1264。
周辺は東京外環道の都市計画決定エリアのため、将来的には風景が激変するかもしれない。

C1264　桃井第四小学校前　2013.3.29

■南善福寺のターンテーブルが名物。

荻36「荻窪駅～南善福寺」は、荻窪駅北口発着の関東バス屈指のドル箱路線の一つである。

杉並区と武蔵野市のちょうど境に位置している同系統の終点：南善福寺は早稲田通りから続く狭隘道路に位置し、この付近より先は吉祥寺方面への一方通行（宮本小路）となっている。

荻36といえば、名物となっている南善福寺のターンテーブルを語らずにはいられない。以前は写真からもおわかりの通り、車両が普通に転回可能なスペースが確保されていたが、南善福寺バス停敷地内に関東バス職員住宅が建設されて折り返しスペースが極端に狭まったため、ターンテーブルが設置されて現在に至る。

乗客への安全対策として、乗客を乗せたままターンテーブルで180度回転し、回転が終わってから客扱いを行うため、南善福寺まで乗車の際はターンテーブルの転回風景を車内から味わうことができるのが面白い。

現在は朝ラッシュの最頻で7分間隔、昼間は12分ヘッドとなっており、荻窪駅・南善福寺両方から出入庫系統が存在する。

	今から30年以上前、ターンテーブルが出来る前の南善福寺。 1015[青梅街道]　南善福寺　1981.4 (Photo:Ajiwai)
	上の画像から27年後、南善福寺の風景。同じ場所とは思えないほど景色が移り変わっている。 C2124　南善福寺　2008.12.26 (Photo:Ajiwai)
	ターンテーブルの手前に錆びた「降車専用」だるまポールが残されているが、これはターンテーブル上に車両がいる時に後続車が到着してしまった時のために存在している。南善福寺　2011.2.8 (Photo:Ajiwai)
	南善福寺への出庫便は青梅街道営業所から営業扱いする便と、早朝に4回のみ善福寺公園始発となる2通りが存在する。画像は早朝に設定されている善福寺公園始発の南善福寺行。 C1419　善福寺公園　2013.8.17 (Photo:Ajiwai)

荻36の運行について（荻窪駅基準：2013.7.1現在）

運行回数

（2009.4.1現在）
平日89回, 土曜80回, 日祭74回
始車：0640(平日・土曜), 0700(日祭)
終車：2234

（2013.7.1現在）
平日87回, 土曜82回, 日祭75回
始車：0638(平日),0640(土曜), 0700(休日)
終車：2232

運行間隔

（2009.4.1現在）
朝(平日) 7分, (土曜)12分, (日祭)15分
昼(平日)12分, (土曜)11～12分, (日祭)12分
夕(平日) 9分, (土曜)10分, (日祭)12分

（2013.7.1現在）
朝(平日) 8分( 7～12分), (土曜)12分(12～14分), (休日)10～17分
昼(平日)12分(11～13分), (土曜)10～11分(10～14分), (休日)12分(11～12分)
夕(平日) 9分( 9～13分), (土曜)10分(10～13分), (休日)12分(12～13分)

※朝は7～9時台, 昼は10～16時台, 夕は17～19時台としています。
※運行間隔は最頻値、カッコ内は当該時間帯の最大・最小運行間隔を示しています。
※H25.2.17より「日祭」ダイヤは「休日」ダイヤへ呼称変更となりました。

荻36の出入庫路線

荻30荻窪駅～青梅街道営業所
南善福寺～青梅街道営業所　（荻36-1）
善福寺公園→南善福寺　（荻36-2）

→荻36関連の詳細路線図はこちら

経由する停留所名

※リンクのある停留所名をクリックすると画像を見ることができます。
※同じ停留所でも南善福寺方面、荻窪駅方面で別画像に分けています。

荻36荻窪駅→南善福寺

荻窪駅北口 →上荻一丁目 →四面道 →上荻二丁目 →八丁
→荻窪警察署 →日産自動車前 →桃井四丁目 →井草八幡宮 →八幡宮裏
→桃井第四小学校 →善福寺公園 →東京女子大北 →立野境 →南善福寺

上荻二丁目(交換前)
荻窪警察署(交換前)

荻36南善福寺→荻窪駅

南善福寺 →立野境 →東京女子大北 →善福寺公園 →桃井第四小学校
→八幡宮裏 →井草八幡宮 →桃井四丁目 →日産自動車前 →荻窪警察署
→八丁 →上荻二丁目 →四面道 →荻窪駅北口

関東バス路線解説 荻36「荻窪駅～南善福寺」

■南善福寺のターンテーブルが名物。

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荻36「荻窪駅～南善福寺」