荻07に充当されたかつての3扉車。 A3513 中村橋駅~中村北二丁目間 2011.6.20 (Photo:Ajiwai) ■JR中央線と西武池袋線を縦に結ぶ、阿01に続く主力路線。荻06「荻窪駅~中村橋駅」はJR中央線荻窪駅より西進、 四面道交差点から日大通りを経由して第九小学校付近で中杉通りに合流し、 西武新宿線鷺ノ宮駅~西武池袋線中村橋駅へ至る南北縦貫路線の一つとなっている。 そして中村橋駅より先へは、 千川通りを通り練馬駅へ足を延ばす荻07「荻窪駅~練馬駅」が、 荻06の3~4回のうち1回挟む形で運行されるのが基本形となっていた。荻07は運行回数は古くからあまり多くはなく、 日中で32分(休日ダイヤでは27分)程度の運行頻度となっていた。 一部荻06とセットダイヤとなっているが、 荻06と荻07の運用が頻繁に入れ替わる仕業ではなかった。 手元の資料では、 先の1961(昭和36)年8月1日より運行を開始した現在の 荻06「荻窪駅~中村橋駅」の後、 1963(昭和38)年2月15日に荻07が開通したということで、 荻06の運行を基本に 荻07が時々入るといった現在の運行形態はその頃に確立されたものと推測される。 こうして長らくの期間大きな動きが無く推移してきた荻06,荻07だったが、 令和の時代に入り経路の変更はないが運用に関する大規模な改編が行われた。 2020(令和2)年11月16日改正時より、 高10「高円寺駅~練馬駅(豊玉南住宅経由)」の早朝1往復のみとした実質的な廃止に伴う代替系統として 中03「中野駅~練馬駅(豊玉南住宅経由)」を新設、 中03は荻07とセットダイヤ化された。 運行開始当初は平日のみ運行であったこともあり、 中03の出入庫便として「阿佐谷営業所~練馬駅」(荻07-2)が設定される程度だったが、 2021(令和3)年3月16日から中03が土曜・休日にも設定された際には大規模な運用改変を実施、 荻07と中03で一体の運用が組まれるようになった。 具体的には、荻07で荻窪駅から練馬駅へ向かった後、 練馬駅で中03となり中野駅との間を1往復し、 練馬駅からまた荻07にて荻窪駅へ向かうのが基本パターンとなった。 また、この時期は2020(令和2)年から始まったいわゆるコロナ禍による利用者減少と重なったこともあり、 2021(令和3)年3月16日改正では荻06,荻07が大幅な減便となった。 日中では荻06,荻07合わせて8~9分ヘッドだったものが、 改正後は平日は40分サイクルで3回(約13分半ヘッド)、土曜・休日は25分サイクルで2回(約12分半ヘッド)まで後退、 かつて四面道~第九小学校間の日大通りで関東バス車両がひっきりなしに行き交う姿が昔日の思い出となりつつある。 荻07の出庫便は、 早朝に八成橋経由の練馬駅行が1回のみ設定されている。 八成橋→中村橋間がこの荻07出庫便のみが通過する単独経路となっていた。 その後2001(平成13)年4月16日の改正では、 八成橋→中村橋間の単独区間だった所を経由する阿03「阿佐谷駅→八成橋→中村橋→阿佐谷駅」が開業したため、 単独区間では無くなったが、 この阿03も利用者の低迷から結局、 2004(平成16)年5月1日からは終日1回のみとなってしまったことから、 バスファンの間では今でも運行回数の少ない経路を通過する希少路線として認知されている。 荻06の運行について ※荻窪駅基準 運行回数(2020.4.1現在) 平日88回,土曜88回,休日66回 始車:0632(平日・土曜), 0632(休日) 終車:2223(平日・土曜), 2220(休日) 運行間隔 朝7(7~16)分(平日・土曜), 20(10~20)分(休日) 昼8(8~16)分(平日・土曜), 9( 8~20)分(休日) 夕8(8~16)分(平日・土曜), 9( 9~22)分(休日) 運行回数(2021.3.16改正) 平日56回,土曜・休日42回 始車:0632(平日), 0641(土曜・休日) 終車:2211(平日), 2210(土曜・休日) 運行間隔 朝 5~27分(平日), 10~26分(土曜・休日) 昼13~27分(平日), 25~26分(土曜・休日) 夕10~20分(平日), 23~26分(土曜・休日) ※朝は7~9時台, 昼は10~16時台, 夕は17~19時台としています。 ※荻07と合わせて運行頻度を確保しています。 ※新型コロナウイルスの影響による特別ダイヤは考慮していません。 荻06の出入庫路線 荻04「荻窪駅~阿佐谷営業所」 「阿佐谷営業所~中村橋駅」(阿01-1) 荻07の運行について ※荻窪駅基準 運行回数(2013.3.15現在) 平日29回,土曜29回,休日32回 始車:0642(平日・土曜), 0638(休日) 終車:2113(平日・土曜), 2049(休日) 運行間隔 朝20~33分(平日・土曜), 19~29分(休日) 昼32分(平日・土曜), 26~29分(休日) 夕32分(平日・土曜), 27~33分(休日) 運行回数(2020.4.1現在) 平日29回,土曜29回,休日32回 始車:0642(平日・土曜), 0638(休日) 終車:2113(平日・土曜), 2049(休日) 運行間隔 朝20~33分(平日・土曜), 19~29分(休日) 昼32分(平日・土曜), 27(26~29)分(休日) 夕32分(平日・土曜), 27(27~33)分(休日) 運行回数(2021.3.16現在) 平日25回,土曜・休日32回 始車:0639(平日), 0655(土曜・休日) 終車:2042(平日), 2048(土曜・休日) 運行間隔 朝23~39分(平日), 19~33分(土曜・休日) 昼40(30~41)分(平日), 25(25~26)分(土曜・休日) 夕30(30~45)分(平日), 26分(土曜・休日) 荻07の出入庫路線 荻04「荻窪駅~阿佐谷営業所」 「阿佐谷営業所→(八成橋経由)→練馬駅」(荻07-1) ※0636(平日・土曜),0626(休日)1回のみ 「阿佐谷営業所→(鷺ノ宮駅経由)→練馬駅」(荻07-2) ※阿佐谷営業所0620発1回のみ ※阿佐谷営業所0632,0656発(2020.11.16~) ※阿佐谷営業所0620,0636,0656発(2021.3.16~) 「練馬駅→(鷺ノ宮駅経由)→阿佐谷営業所」(荻07-2) ※練馬駅2015,2050発(2020.11.16復活) ※2021.3.16廃止 「阿佐谷営業所→(鷺宮四丁目,都立家政,南蔵院,東電支社経由)→練馬駅」 ※1981.7.1廃止 →荻06,荻07関連の詳細路線図はこちら 経由する停留所名 ※リンクのある停留所名をクリックすると画像を見ることができます。 ※同じ停留所でも練馬駅方面、荻窪駅方面で別画像に分けています。 ※「白鷺一丁目~練馬区役所入口,下新街」の停留所画像は、練馬急行様よりご提供頂きました。 この場をお借りして心より御礼申し上げます。 荻07荻窪駅→練馬駅 荻窪駅(北口) →四面道 →東京衛生病院入口 →荻窪税務署 →天沼小学校 →稲荷横丁 →日大二高 →本天沼二丁目 →本天沼一丁目 →第九小学校 →阿佐谷北六丁目 →白鷺一丁目 →白鷺二丁目 →鷺ノ宮駅 →鷺宮四丁目 →中村南三丁目 →中村八幡 →中村三丁目 →中村橋駅 →中村北二丁目 →東電支社前 →練馬区役所入口 →練馬駅(北口) 荻07練馬駅→荻窪駅 練馬駅(北口) →下新街 →練馬区役所前 →東電支社前 →中村北二丁目 →中村橋駅 →中村北三丁目 →中村三丁目 →中村八幡 →中村南三丁目 →鷺宮四丁目 →鷺ノ宮駅 →白鷺二丁目 →白鷺一丁目 →阿佐谷北六丁目 →第九小学校 →本天沼一丁目 →本天沼二丁目 →日大二高 →稲荷横丁 →天沼小学校 →荻窪税務署 →東京衛生病院入口 →四面道 →荻窪駅(北口) ※中村橋そして途中経由地の鷺の宮駅,八幡前については、2011(平成23)年11月15日にそれぞれ 中村橋駅,鷺ノ宮駅,中村八幡と改称されました。 ※当ページにおいては、H23.11.15以前の記述については改称前の表記を、 現在の記述については改称後の表記をする方針としています。 ※H25.2.17より「日祭」ダイヤは「休日」ダイヤへ呼称変更となりました。 |
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