野方駅→東京警察病院北門前間の狭隘道路を進むA1108。 晩年の1100代初期車が中01に使用されることは滅多に無く、 珍しい光景を捉えた。 A1108 野方三丁目→中野工業高校間 2013.10.19 (画像提供:練馬急行様) ■一方通行の狭隘道路を5分ヘッドで運行。中01「中野駅~野方駅」は、西武新宿線沿線とJR駅を結ぶ数多くある路線の一つである。 西武新宿線は起点が西武新宿と不便なことから、 もともとJR線と比較すると駅勢圏(※1)が圧倒的に狭く、 バス路線によりJR線の各駅へ乗客が吸い上げられる傾向があるが、 この路線はその典型で、 終点は野方となっているが、 野方駅を結ぶというよりは野方エリアの住民を中野駅へ運ぶという盲腸線的な利用状況となっている。 西武新宿線野方駅から最寄りのJR駅は、 環七通りを下った高円寺駅ということになるが、 利用者数は圧倒的に中野駅利用の方が多かったこともあり、 2008(平成20)年9月15日をもって、 長らく10分ヘッドを維持していた高40「高円寺駅~野方」 と出入庫便である高41「五日市街道営業所~野方」が廃止となってしまった。 中01の最大の特徴は、 東京警察病院北門前→大場通→野方駅→中野工業高校→東京警察病院北門前の循環経路である。 中野駅方向より来た車は、 東京警察病院北門前を発車した直後に循環部分に入るため行先表示を「中01中野駅」へ変更するが、 東京警察病院北門前→大場通り間は阿佐谷営業所から直接出庫する「中01中野駅」が存在しており、 路線系統と行先表示が全く同じバス同士が正反対の方向にすれ違う光景が見られた(※2)。 現在は宿05と組みダイヤとなっており、 両系統を合わせて平日の朝ラッシュ時が4~5分おき、 その他の時間帯は7~8分毎となっており利便性は高い。 使用車両は 1100代, 1200代, 1520代など、 大型ノンステップ車を基本に幅広く使用されているが、 最近配置された1900代や 2400代などは回ってこない。 かつて3扉車が活躍の頃は 3000代, 3400代が非常に多く配車されていた。 また、 1000代も頻繁に充当されたほか、 極めてイレギュラーな存在として 900代の他、 阿佐谷で約半年間の活躍であった 210代:A211の運用実績もある。 中01の運行について (中野駅基準:H25.4.1現在) 運行回数 (H23.10.1改正) 平日124回, 土曜137回, 日祭106回(中01) 平日34回, 土曜30回, 日祭39回(宿05) ※H23.10.1改正 (H25.4.1改正) 平日104回, 土曜118回, 休日69回(中01) 平日58回, 土曜49回, 休日54回(宿05) (H23.10.1改正) 始車:0636(宿05) 終車:2228(平日・土曜), 2223(日祭) (H25.4.1改正) 始車:0636 終車:2228(平日・土曜), 2229(休日) 運行間隔 (H23.10.1改正) 朝4分(平日), 5分(土曜), 7~8分(日祭) 昼7分(平日), 6分(土曜), 6~7分(日祭) 夕5~6分(平日), 5分(土曜), 6分(日祭) (H25.4.1改正) 朝(平日)4(3~8)分,(土曜)6(5~6)分,(休日)9(7~13)分 昼(平日)7(6~7)分,(土曜)6(5~6)分,(休日)7(7~8)分 夕(平日)6(5~6)分,(土曜)5分,(休日)7分 ※朝は7~9時台, 昼は10~16時台, 夕は17~19時台としています。 ※宿05と組みダイヤのため、運転間隔は宿05を含む。 ※運行間隔は最頻値、カッコ内は当該時間帯の最大・最小運行間隔を示しています。 ※H25.2.17より「日祭」ダイヤは「休日」ダイヤへ呼称変更となりました。 中01の出入庫路線 阿佐谷営業所→(大場通り)→野方駅 (中01-1) 野方駅→阿佐谷営業所 (中01-1) ※実際の運行は中野駅→(大場通り)→野方駅→(東京警察病院北門前・大場通)→阿佐谷営業所 阿佐谷営業所~(大新横丁)~中野駅 (中01-2) →中01関連の詳細路線図はこちら 経由する停留所名 ※リンクのある停留所名をクリックすると画像を見ることができます。 ※同じ停留所でも野方駅方面、中野駅方面で別画像に分けています。 ※当ページに掲載の停留所画像は、練馬急行様よりご提供頂きました。 この場をお借りして心より御礼申し上げます。 中01中野駅→野方駅 中野駅 →中野区役所 →区立体育館 →東京警察病院北門前 →大新横丁 →大場通り →野方二丁目 →八幡前 →野方駅入口 →野方駅 中01野方駅→中野駅 野方駅 →野方三丁目 →中野工業高校 →宮坂醸造 →野方一丁目 →東京警察病院北門前 →区立体育館 →中野区役所 →中野駅 |
(※1)駅勢圏:ある鉄道駅について、その駅を利用する旅客需要が発生する範囲を駅勢圏という。
(※2):ただし、2008(平成20)年11月15日より、LED車の表示は 中野駅→東京警察病院前間までは 「中01東京警察病院前経由野方駅」 東京警察病院前出発後→野方駅入口間は 「中01野方経由中野駅」 ときめ細かく表示切り替えが行われるようになったため、この光景が見られるのは方向幕車同士がすれ違った場合のみとなった。 更に、方向幕車が全廃となった現在では完全に見ることができなくなった。 ※野方,そして途中経由地の野方駅南口については、 2011.11.15にそれぞれ野方駅,野方駅入口へと改称されました。 ※当ページにおいては、2011(平成23)年11月15日以前の記述については改称前の表記を、 現在の記述については改称後の表記をする方針としています。 |
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