ミャンマーへ渡った関東バス車両

ここは石神井公園か？と思わせる光景。元阿佐谷に所属の2台がミャンマーで並んだ。

（左から）元3069,3072[阿佐谷] 「1984(昭和59)年式」ヤンゴン市内

関東バスを除籍となった車両が海外に譲渡されるケースは時々見られ、 1990年代には5E車体を中心とした車両の輸出が相次いだ。

このたびはミャンマーへ渡った元関東バス車両の情報・画像を遠藤知生様よりご提供頂いたため、ミャンマーにて活躍する元関東バスの画像群をぜひご覧頂きたい。

当ページで掲載の画像は1990年代後半に撮影されたため、現在とは現地の治安事情や車両の配置状況がかなり変化していると思われる。このため、このページに紹介されたのを機に現地への訪問を検討される方は、現地の事情を事前によく調査された上で、くれぐれも安全にご留意頂いて撮影頂くようお願いしたい。

※当ページに掲載の写真は全て、現地の事情を十分に考慮した上、現地ガイドによる案内の中で撮影しております。このため、現地の事情により今後も同様の写真撮影が可能とは限らないことを予めご留意のほどお願いいたします。

These photos on this page have been taken in consideration of the local situation.
Please note that you DO NOT ALWAYS take the same photos such as photos on this page.

■関東バス旧3000代,5000代「K-U31K,K-U31L」→ミャンマーへ

'90年代後半から～'00年前半にかけて、関東バスを除籍となった富士重工R15系車体15型E(以下5E車体と示す)を持つ車両：元3000代「K-U31K」、元5000代「K-U31L」、元3200代「P-U32K」が確認できただけで少なくとも15台がミャンマーへ渡っていたことが判明した。

ミャンマーは日本とは逆の右側通行のため、運転台や出入口の移設といった大掛かりな改造が行われているが、関東バス時代のカラーリングを踏襲した塗色が現地で採用されるなど見所の多い形態となっていた。

近年では中国製の車両が大量に移籍してきているということで、現在では車両の様相も変化しているものと見られるが、 '15年現在では5E車体の元関東バス車両は一部現存するということで、末永い活躍を期待したい。

	最も原型の塗り分けに近い状態の元3063。元3063[丸山]「1982(昭和57)年式」
	元関東バス車両のカラーはバラエティに富む。ベースの塗り分けは踏襲されながら、カラーリングがアレンジされていた。元3072[阿佐谷]（ピン関）「1984(昭和59)年式」
	こちらは紫色バージョンの元武蔵野5000代。元5071[武蔵野]（むら関）「1983(昭和58)年式」
	塗り分けはそのままながら、今度は青色バージョン！元五日市街道5000代。元5054[五日市街道]（青関）「1983(昭和58)年式」
	一昔前の西荻か!? 関東バス群と京王タクシー!?を彷彿とさせる光景。

	いわゆる"ピン関"だが、実は元都営バスの車両だ。元N-N471[北]（ピン関）「1984(昭和59)年式」。
	都営バスと関東バスの組み合わせに見えるが、実は元都営バス同士である。 (左から)元L-N465[江東],N-N475[北]「1984(昭和59)年式」。
	懐かしい今井の3E：K-U36Kと、後には3扉共に原型のままの元関東バスらしき車両。元U→N→L-G515[今井→北→江東]「1979(昭和54)年式」。