関東バス型式解説 旧7100代

「K-RD301」


関東バス7101型式写真

日野純正車体の前後扉仕様は、当時大変珍しい存在だった。
旧7100代は荻51専用車として活躍した。

7101[五日市街道]
荻窪団地 1990.9.15
(Photo:Ajiwai)

■日野純正車体を纏った、荻窪団地の異端車。


1969(昭和44)年に五日市街道へ集中配置された短尺車であった2代前の旧5000代「4R82」が代替時期となり、 1981(昭和56)年3月に狭隘路線用として登場したのが旧7100代「K-RD301」である。

富士重ボディにこだわっていた当時の状況において日野の純正車体で登場したことは大変珍しく、 異色の存在として注目を浴びた。

外観は中型車のために3扉ではなく前後扉となっており、 前後扉共に2枚折戸のため旧5000代の流れをくむスタイルとなった。 中型車の寸法にしては床の段差が高く天井が低いイメージで、 降車の際にはかなり窮屈な印象があった。

7101~7105の計5台(7101~7105)が全て五日市街道へ導入され、 荻51「荻窪駅~荻窪団地」専用車として活躍した。

※出入庫として荻53「荻窪駅~五日市街道営業所」, 「荻窪団地~五日市街道営業所」も充当

旧7100代の行先幕について、 荻51関連以外は「久我山病院」「烏山」のコマは見られたが、 その他はほとんど収録されておらず、 そして他系統で運用された姿は確認できていないなど、 ほぼ一生を荻51で過ごしたといっても過言ではない。

登場から約11年となった所で、 旧7100代は1991(平成3)年11~12月に200代「U-RP210GAN改」へ一気に置き換えられ、 当時所属していた他型式よりも早いタイミングで除籍を迎え全廃となった。

関東バス7101リア画像 7101[五日市街道](リア・右側面) 
荻窪駅南口 1990.9.15
(Photo:Ajiwai)



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