5000代のトップナンバー車。 旧3000代と同時並行の投入だったが、87台もの台数が投入された。 5001[武蔵野]「K-U31L」 三鷹駅北口 1990.12.11 (Photo:Ajiwai) ■旧3000代と同時並行で投入、大幅なフルモデルチェンジも。1973(昭和48)年に登場した旧1000代「U20L」は、 途中改良を重ねながら実に225台も製造されて関東バスの中心車両となったが、 1979(昭和54)年排出ガス規制に適合した車両にモデルチェンジが行われることとなり、 旧1000代の後継車種として1980(昭和55)年に登場したのが旧5000代である。 旧5000代よりも若干車長が短い旧3000代「K-U31K」と同時並行で導入が進み、 登場当初は武蔵野と青梅街道に集中的に配備されたが、 1983(昭和58)年には旧3000代の製造はなく全て旧5000代で製造されたこともあり、 最終的には全営業所に配備されて計87両の陣容となった。 外観は従来と同じ富士重3E車体で旧1000代と構成に大きな変化はないが、 前後部の方向幕が系統表示と一体となった大型のものになり従来とは印象が異なる。 車内では1980(昭和55)年式の初期車5001~5004のみ中扉~後扉間のシートが従来通りの横向き(三方シート)となっていたが、 5005以降は全て前向きのシートへ変更され、 これは次年度以降に導入された旧3000代も同様となった。 旧5000代における途中からの大きな変更点は、 1982(昭和57)年途中からの車体モデル変更である。 5001~5030までは富士重3E車体であったが、 5031からは前後方向幕周りが黒系の意匠となった車体:富士重5Eへフルモデルチェンジされた。 また、旧5000代は最終増備車である5089まで車体最後部の側窓の隣に黒色の風洞用ルーバーが左右共に取り付けられていたが、 5037以降は車体更生時に左側(公式側)は3062~や3200代「P-U32K」と同等の簡易型へ変更、 右側(非公式側)は風洞はなく単なる飾りだったため撤去された。 1991(平成3)年より後継の5100代「U-UA440LSN」や3400代「U-UA440HSN」の投入が進み除籍が始まり、 旧3000代よりひと足早く1995(平成7)年には全車廃車となった。
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