ダウンサイジング化の一環として日野レインボーHRの9m車が投入されてから15年、 700代は遂に関東バスから全廃となった。 D701「KK-HR1JKEE」 新宿西口 2010.1.11 (Photo:Ajiwai) ■一時代を築いた日野レインボー9m車も、遂に関東バスから全廃。2000(平成12)年度は、日産・三菱・いすゞ各メーカーの中型車である 330代, 800代, 900代が相次いで登場し、 三菱車は青梅街道、いすゞ車は阿佐谷といったように過去にメーカーの配置実績がある営業所に続々と投入されたが、 日野車についても例外でなく「日野レインボーHR」が日野車の配置実績がある丸山に投入された。 これは狭隘路線対策というよりは乗車人員に応じた車両サイズの適正化が主な目的で、 当時全社的に行われた車両の小型化の一環であった。 車両はアイドリングストップ&スタートシステム装備のノンステップ車で、 メーカー仕様として7.5m・9m・10.5mの3タイプがあるが、 9mの仕様が700代、後に登場する10.5mタイプが7000代と区別されている。 行先表示器のLED化やノンステップバス用の外観変更は、同時期に投入された各型式と同様である。 2001(平成13)年3月に2台、2001(平成13)年度に2台、2002(平成14)年度に3台が投入されたが、 2003(平成15)年度以降は10.5mタイプの7000代へ移行したため、 計7台の陣容となっている。 主な活躍系統は池11,中12,(中10,中20,中30)「中野駅~池袋駅西口,江古田駅と関連する出入庫路線」、 高70「高円寺駅~丸山営業所」で、 2008(平成20)年2月に701,702がケイビーバスに移籍してからは、 当該の2台が混雑時間帯の宿02「新宿西口~丸山営業所」を担当していた。 その後2009(平成21)年11月1日にケイビーバス全路線が関東バスに移管されてからは、 700代の中で運用の区別は無くなり共通運用となったが、 D701,D702の2台は側面窓上のロゴ"KANTO BUS CO.,LTD."がケイビーバス時代の"KB BUS CO.,LTD"のまま存置されたため、 外観上の違い見られたのがポイントであった。 2014(平成26)年度には引退が始まり、 2016(平成28)年10月17日に最後まで残っていたD706,D707がD7208,D711によって代替されて 関東バスからは全廃となった。 元700代は7台全車が揃って北海道拓殖バスへ事業者間移籍を果たし、 元車番もそのまま表記されて第二の活躍を始めている。
形態分類 DETAILS D701フロント正面 D701リア正面 D701サイドビュー(左側面) D701サイドビュー(右側面) →700代の車両配置表はこちら | ||
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