銀座→三鷹駅北口の深夜中距離バス(現:深夜急行バス)用として導入された5000代。 現在は日中の間合い運用で鷹34なども受け持つ。 B5001「KL-UA452PAN」 三鷹駅北口 2017.9.1 (Photo:Ajiwai) ■関東観光カラーで多目的に使用されるワンロマ車。1990(平成2)年6月18日より都営バス杉並自動車営業所 (現:小滝橋自動車営業所杉並支所)と関東バス武蔵野営業所の共同で運行を開始した深夜中距離バス 「銀座→三鷹駅北口」であるが、 2000(平成12)年12月12日の都営大江戸線全通による都営バスの大規模改変により都営バスが撤退した後は関東バス単独での運行となり、 既存の武蔵野所属車1台と都営バスより譲渡の車両 「日野セレガ:元D-W077→W097→関東バスへ移籍→229」を加えて運行を続けていた。 そこへ2003(平成15)年4月に5000代「KL-UA452PAN」が2台(B5001,B5002)登場し、 深夜中距離バスの体質改善が図られた。 5000代はワンステップ一般路線車と同様の車体ながら 補助席付きのハイバックシート、 T字窓、観光バス仕様塗装となっているのが特徴で、 富士重工が事業撤退により車体架装を終了したために西日本車体(96MC B-Ⅰ)での登場となった。 翌2004(平成16)年には、 B5001,B5002の投入で予備車となっていた先述の元都営バス車両 「練馬ナンバーから多摩ナンバーへの変更(03年4月)に伴い社番も229→628へ変更」の老朽廃車により代替でB5003が投入され、 計3台が配属された。 5000代は中扉付きで一般路線にも投入可能な仕様であることから、 深夜中距離バスのほかに間合いで日中は 鷹34「三鷹駅~武蔵野大学(直行)」でも使用されている。 その他5000代が活躍で特筆されるのは、 毎年お正月に運行される「武蔵野吉祥七福神めぐり」や、 2013(平成26)年9月20日に開設された湾01「武蔵野営業所~大江戸温泉物語」への充当が挙げられる。 ※ただし湾01については、 2016(平成28)年7月30日以降は131「KC-RU3FSCB」に差し替えられて現在では撤退 多目的に使用されてきた5000代だが、 昨今の新型コロナウイルスのまん延により深夜急行バスは運行中止、 武蔵野大学のWEB授業化に伴い鷹34「三鷹駅~武蔵野大学(直行)」も運行中止となり、 日中・深夜共に定期運用を失ってしまった。 このほか「武蔵野吉祥七福神めぐり」が2021,2022(令和3,4)年に運行中止となるなど、 5000代が担当してきた運用が軒並み運行中止に追い込まれ、 運用を完全に失ってしまった2台は武蔵野営業所の奥に留置される状態となった。 ごく最近では、2022(令和4)年4月に入り、 鷹34「三鷹駅~武蔵野大学(直行)」の一部が運行再開となり、 久しぶりに運用に供される姿を確認した。 登場から約20年が経過し、深夜急行バス運行再開の目途が立たないなか、 今後の去就が注目される。 形態分類
DETAILS →B5001フロント正面 →B5001リア正面 →B5001サイドビュー(左側面) →B5001サイドビュー(右側面) →5000代の車両配置表はこちら | ||||||
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