関東バス型式解説 310代

「KC-RM211GSN」


関東バスE313型式写真

1996(平成8)年に投入された310代は、 前年の1995(平成7)年に投入された300代の前・後扉から前・中扉へ仕様変更された。
E311「KC-RM211GSN」 旧:荻窪団地(現:シャレール荻窪) 2009.10.12
(Photo:Ajiwai)

■前・中扉へ変更された日産ディーゼルRM。


1996(平成8)年12月、当時各営業所で進められていた車両のダウンサイジング化の流れの一環として、 五日市街道に配置されていた最後の旧3000代「K-U31K」3084~3086の代替として登場したのがこの310代「KC-RM211GSN」である。

基本的な構成は300代「U-RM210GSN」と同様であるが、 降車扉位置が関東バス伝統の車両後部にある「前・後」配置から「前・中」配置へと変更されたことや、 排出ガス規制が300代の1989(平成元)年規制対応から1994(平成6)年短期規制対応となり、 メーカーによるマイナーチェンジが行われたことから310代と社番が区別された。

311~313の計3台が五日市街道に配置され、基本的には 烏01,荻51「烏山~久我山病院,荻窪駅~荻窪団地」と関連する出入庫路線中心の運用に充てられていたが、 晩年はごく稀に 荻60「荻窪駅~宮前三丁目」で使用されることもあった。

310代は2009(平成21)年10月30日よりE311の除籍を皮切りに退役が始まり、 E312,E313は11/1を最後に営業運転を終了、 330代ノンステップ車「PDG-RM820GAN」のE361~E363へ置き換えられて型式消滅した。


関東バスE311リア画像 E311 (リア,右側面) 荻窪駅南口 2009.10.12
(Photo:Ajiwai)


DETAILS

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