関東バス型式解説 2100代

「KL-MP37JK, PJ-MP37JK」


関東バスC2101型式写真

全国的に広く普及した三菱のノンステップバス。
関東バスでは2100代の社番が与えられた。

C2101「KL-MP37JK」
下井草五丁目 2014.1.8
(Photo:Ajiwai)

■三菱純正ボディのノンステップバスが一時代を築く。


1996(平成8)年度に2010代「KC-MP337K」が投入されてから約5年、 三菱の大型ノンステップ車の導入が開始され新たに2100代が付番された。

この2100代も1996(平成8)年度に導入した2010代と同様に三菱純正の車体を架装し、 ノンステップ車のため塗り分けは他車種と同様に変更されている。 C2110以降は2004(平成16)年排出ガス新短期規制適合車「PJ-MP37JK」となり国土交通省認定標準仕様で登場し、 非常口直後の窓が小さくなった他、 C2122以降はリア窓直下のテールランプが省略されるなど投入年次により若干差異がある。

2100代は2006(平成18)年までに26台が製造され、全てが青梅街道営業所に所属している。

2100代は3200代「P-U32K」,3400代「U-UA440HSN」,5100代「U-UA440LSN」を徐々に置き換え、 青梅街道営業所における汎用車としての地位を確立した。

一時期は2100代が荻31,荻40「荻窪駅~プロムナード荻窪,立教女学院」には使用されない状況も見られたが、 青梅街道管内の3扉車が全廃となった2011(平成23)年10月以降は、 普段から荻31,荻40にも使用されるようになり、 管内全ての系統で運用されている。

近年では後継車種となる2400代「QKG-MP38FKF等」の登場により世代交代が始まり、 初期車から順次、 関東バスからの除籍が進んでいる。

除籍となった2100代車両は北海道拓殖バスや岡山県に本拠を構える中鉄バスへ事業者間移籍となり、 新天地で活躍している。


関東バスC2101リア画像 C2101 (リア・右側面) 
2008(平成20)年に車体更生済。

西荻窪駅北口 2013.10.22
(Photo:Ajiwai)

形態分類
関東バスC2110形式写真 C2110 「PJ-MP37JK」 
2110~は国土交通省標準認定仕様車となった。

南善福寺 2009.3.9
(Photo:Ajiwai)
関東バスC2110リア画像 C2110 (リア・右側面)
2106~は非常口扉後方の窓が小窓化されて大きく印象が変わった。
リア面に広告枠が追加されている。

南善福寺 2009.3.9
(Photo:Ajiwai)
関東バスC2126形式写真 C2126 「PJ-MP37JK」 
2122以降は2100代最終グループとなる。画像のC2126がラストナンバー車。

荻窪駅北口 2010.10.15
(Photo:Ajiwai)
関東バスC2126リア画像 C2126 (リア・右側面)
最終グループのC2122~C2126はテールランプが一部省略された。 

荻窪駅北口 2009.3.9
(Photo:Ajiwai)


DETAILS

C2101フロント正面
C2101リア正面
C2101サイドビュー(右側面)

C2122フロント正面
C2122リア正面
C2122サイドビュー(左側面)
C2122サイドビュー(右側面)



→2100代の車両配置表はこちら


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