関東バス型式解説 1800代

「QPG-LV234N3」


関東バスB1801納車時の写真

標準尺のいすゞエルガノンステップが武蔵野に登場、納車回送時の姿を捉えた。

B1801「QPG-LV234N3」
喜平橋交差点 2014.3.4
(画像提供:6621様)

■武蔵野では52年振りとなるいすゞ車が新登場。


2014(平成26)年3月4日、 関東バスとしては2010(平成22)年8月に登場した1700代「PKG-LV234L2」以来、 3年半振りの新区分番台となるホイールベース5.3m版のいすゞエルガである1800代「QPG-LV234N3」が、 武蔵野営業所へ2台納車された。

B1801とB1802の社番が与えられた1800代は、 2013(平成25)年度当初の車両代替計画には含まれていなかったが、 2014(平成26)年4月1日からの消費税増税を控え'14年度に納車予定の車両を1ヶ月前倒しで納車することで、 消費税増税分の節税対策を行うという駆け込み納車の形で新登場した。

2009(平成21)年以降に登場した新型式である1300代,1400代,1600代,1700代では、 社番の付番方法が「0」からとなり、 それぞれB1300,C1400,A1600,A1700が登場しているが、 1800代ではB1801が初号車となっていて付番ルールが一貫していないところが趣味的には興味深い。

このいすゞエルガの1800代は先述の通り武蔵野営業所に配属された訳だが、 これは関東バス初のワンマンバスとして1961-62(昭和36-37)年に導入されたいすゞBA741(社番は1500代)以来、 約52年振りにいすゞ車が武蔵野へ配属ということで、 従来の慣例とは大きく異なる新製配置は特筆に値する。

車両はアイドリングストップ&スタートシステムを装備した標準尺(N尺)のノンステップ車で、 中扉以降の座席配列が1-1-1-2-5席となっているラッシュ型の05国土交通省認定標準仕様車となっている。

武蔵野営業所にとってはメーカーの異なる新型式車ということで、 3月4日の納車から約2週間をかけて乗務員習熟のための取り扱い説明や試運転がB1801を用いて行われたが、 その後3月18日よりB1801,B1802共に営業運転を開始した。

1800代の今後の追加投入の可否については、 武蔵野管内の各系統で実際に使用されながら検討が行われることになっていたが、 2014(平成26)年8月13日に追加でB1803を投入、 その後B1804,B1805が導入されて5台が揃ったところで導入が終了した。



関東バスB1801型式写真 営業運転前、取り扱い説明のため留置中のB1801。

B1801 武蔵野営業所 2014.3.8
(Photo:Ajiwai)
関東バスB1801リア側型式写真 営業運転を始めたB1801のリア画像。

B1801 NTT武蔵野研究開発センタ 2014.3.19
(Photo:Ajiwai)
関東バスB1802型式写真 B1801と同時納車、営業運転開始直後のB1802。

B1802 東伏見稲荷神社→柳沢駅間(西武柳沢駅南交差点) 2014.3.19
(Photo:Ajiwai)
関東バスB1801リア側型式写真 B1802のリア画像。

B1802 柳沢駅 2014.3.19
(Photo:Ajiwai)




DETAILS

B1801フロント正面
B1801リア正面
B1801サイドビュー(左側面)
B1801サイドビュー(右側面)



→1800代の車両配置表はこちら


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