1100代の後継として'06年より投入された1200代。 一部除籍が始まり、経年により徐々に勢力を減らしつつある。 E1201「ADG-RA273KAN」 高円寺駅北口 2012.7.27 (Photo:Ajiwai) ■関東バスの主力車種として活躍中。1999(平成11)年から何度も型式が変わりながらも続番で投入を続けていた1100代であるが、 2005(平成17)年排出ガス新長期規制に適合した「日産ディーゼルRA:ADG-RA273KAN」にモデルチェンジされてからは新たに1200代が与えられ、 2006(平成18)年5月より導入が開始された。 1200代は5月17日に納車された1201と1202が五日市街道(E),6月1日に納車分の1203,1204が阿佐谷(A)となり、 伝統的に引き継がれてきた阿佐谷(A)→武蔵野(B)→青梅街道(C)→丸山(D)→五日市街道(E)の順に社番が割り当てられる考えが無くなり、 実際の投入順に社番が振り分けられる方針を如実に示した格好となった。 1100代の西工バージョン「KL-UA452KAN改」と外観はよく似ているが、 中扉の戸袋窓や最後部窓が隣の窓と連続した固定窓となるなど幾分すっきりとした印象となった。 1200代が初登場してから2ヶ月後の2006(平成18)年7月、 NOx10%低減や2015(平成27)年燃費基準を達成、 また2005(平成17)年度国土交通省認定のノンステップバス標準仕様に適合した仕様にモデルチェンジが行われたため早くも型式に変更が生じ、 1207以降は型式が「PKG-RA274KAN」となった。 ちなみに外観上は排出ガス規制関連のステッカー以外は特に変化が見られない。 1219以降の2007(平成19)年式は、 車椅子ステッカーの貼り付け位置変更以外は特に変更はなかったが、 1227以降の2008(平成20)年式からは前面社紋の復活、Non Step Busのロゴをカタカナに変更、 リア面のコンビネーションランプを汎用型に変更、 ナンバー取り付け台座の簡素化等、各部の仕様変更がなされた。 また、1250以降の2009(平成21)年度車では前面社紋周りの塗り分けが簡素化されており、 導入年次別の仕様変更は若干存在する。 このほか、2010(平成22)年2月1日より日産ディーゼル工業がUDトラックスへと名称変更を行ったことに伴い、 2月18日に納車となった1257,1258からは早速銘板が「UDトラックス」に変更されている。 そして更に1257,1258であるが、同車は共に2月18日に丸山営業所に納車されたが、 3月1日に五日市街道へ予め転属することが予定されていたと思われ、 納車時には所属を示すアルファベット表記が無い状態で姿を現したことで異彩を放っていた。 1200代は関東バスの一般汎用車として他メーカーの各型式「1520代,2200代,7100代」と同時並行で生産が進み、 ケイビーバスを除く5営業所全てに納車されたが、 2010(平成22)年8月末をもって西日本車体工業への車体架装は終了、 10月31日には会社解散ということになった。 その後1200代は、短尺(K尺)のノンステップ車という位置付けでUDトラックススペースランナーA 「LKG-AP37FK」として付番は進んだが、 これも1264で終了している。 こうして西工ボディとしての1200代は1260をもって終焉を迎えた。
形態分類
DETAILS →E1201フロント正面 →E1201リア正面 →E1201サイドビュー(左側面) →E1201サイドビュー(右側面) →B1207フロント正面 →B1207リア正面 →B1207サイドビュー(左側面) →B1227フロント正面 →B1227リア正面 →B1227サイドビュー(左側面) →B1227サイドビュー(右側面) →1200代の車両配置表はこちら | ||||||||||
関東バス・アーカイブス「味わい」 | 関東バス車両・現有車両編まで戻る ←EXIT 画像の著作権は撮影者に帰属します。画像の無断使用や二次加工を禁止します。 画像は著作権保護のための処理を行っております。 Reproduction or appropriation of HTML, images and photographs from within this site is strictly prohibited. Copyright(c)Ajiwai. All Rights Reserved. |