関東バス初のノンステップバスとして1999(平成11)年12月に登場した1100代は、 2022(令和4)年6月21日の運行を最後に全廃された。 B1101「KC-UA460KAM」 三鷹駅北口 2011.9.14 (Photo:Ajiwai) ■関東バス初のノンステップバスも遂に全廃。1998(平成10)年より発売が開始された日産/富士重のフルフラットノンステップバス, 日産スペースランナーRA Fタイプ「KC-UA460KAM」であるが、 武蔵野営業所に関東バス初のノンステップバスとして1999(平成11)年12月に2台導入され、 1100代(1101,1102)が付番された。 ノンステップバスであることをアピールするかのように、 外部の塗り分けは従来車から様々な変更点が見られ、 前面の社紋が廃止され代わりに「Non Step Bus」ロゴが入った他、 窓上部の断続的な赤帯追加・車体下部の白スリット追加など意匠的な変更が見られたが、 以降に導入されたバスはノンステップバスではなくても原則全てがこの塗り分けとなっている(5000代「KL-UA452PAN」を除く)ことから、 結果として現在の関東バスにおける標準塗装となった。 メーカーの仕様・型式変更が相次いだため車両は導入年毎にマイナーチェンジが見られ、 同じ1100代を名乗るが型式は3型式に渡るほか、外観上の違いは更に数種類が存在する。 2000(平成12)年度導入車(1103~1107)からは早速マイナーチェンジが行われ、 新製時より方向幕のLED化・1101,1102では見送られた後方確認用のアイカメラ搭載がなされている。 (1101,1102は後に方向幕LED化と後部カメラを追加。) 2000(平成12)年途中から1999(平成11)年排出ガス規制対応のマイナーチェンジが行われ型式も 「KL-UA272KAM」となったことに伴い、2001(平成13)年4月に導入された車両(1108~1118)はマイナーチェンジが行われた。 その中で関東バス独自の仕様変更としては、中扉の飾り窓廃止があり、 これは同時期に導入された330代でも同様に仕様変更がなされている。 2002(平成14)年度導入車(1119~1124)からは、従来導入していた中扉以降も通路の段差がない 「Fタイプ」から中扉以降がワンステップ車と同様の段上げとなる「Gタイプ」「KL-UA452KAN改」へ切り替えたため、 後部窓が大きくなったことに伴い後部カメラが廃止されたほか、 Fタイプのオートマティック仕様からGタイプの標準仕様であるマニュアルトランスミッション (フィンガーコントロールタイプ)に変更となっている。 2003(平成15)年の富士重工バス事業撤退に伴い、 関東バスが長年愛用してきた富士重ボディが架装できないことになり、 1125以降は車体が西日本車体工業へ変更されることになったため型式変更こそはなかったが外観に大きな変化が見られた。 2004(平成16)年度導入車(1129~)からは国交省認定標準仕様車となり、 2005(平成17)年度の1159まで計57台が新製されたところで後継の1200代へと引き継がれて製造は終了した。
形態分類
DETAILS →B1101フロント正面 →B1101リア正面 →B1101サイドビュー(左側面) →B1101サイドビュー(右側面) →A1108フロント正面 →A1108リア正面 →A1108サイドビュー(左側面) →A1108サイドビュー(右側面) →D1119フロント正面 →D1119リア正面 →D1119サイドビュー(左側面) →D1119サイドビュー(右側面) →A1125フロント正面 →A1125リア正面 →A1125サイドビュー(左側面) →A1125サイドビュー(右側面) →1100代の車両配置表はこちら | ||||||||||||
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