元C2001拓殖バスツアーの記録
関東バス・アーカイブス特別企画

拓殖バス,元関東バスC2001
十勝牧場の白樺林を走り抜ける元関東バスのC2001。見渡す景色は一変したが、3扉と富士重+三菱のあの姿は健在だ。 
元C2001 十勝牧場 2012.2.26



関東バスを除籍となり北海道拓殖バスで第二の活躍を開始した元C2001。 2012(平成24)年2月25,26日の2日間にファンを対象にしたツアーが企画され、 元C2001を味わうイベントに東京からファンが駆けつけました。

このたび、この特別企画に参加された6621様より詳細の様子をお伝え頂きましたので、 ツアーの様子を紹介したいと思います。

※このページに掲載の画像群は全て6621様からご提供頂きました。画像は公道上もしくは特別に許可を得て撮影を行ったものです。 記事と画像につきまして、ご提供をありがとうございました。



■1日目(2/25)→帯広でC2001と再会。

2012(平成24)年2月25日(土)は、 帯広・十勝地方の最高気温が氷点下6度、 宿泊地となった鹿追町然別湖畔においては、 夜間に氷点下30度前後を記録するなど、 極寒の北の大地を体感しました。

0920にADO61便がとかち帯広空港へ到着後、 到着を出迎えていたC2001号車で出発しました。 とかち帯広空港を出た後、 幸福駅へ立ち寄り、 その後帯広駅でランチタイムで一時解散しましたが、 1410過ぎより帯広駅前から音更町にある北海道拓殖バス本社へ向かい、 1時間半ほど撮影会となりました。

撮影会後は一路、 然別湖畔温泉を目指し、 音更市街・鹿追市街を抜けて行きました。 市街地を抜けると周辺一帯が牧場の中となり、 そして更に進むと山岳路線の様相となり、 一面銀世界の中を駆け上がって行きました。

途中停車した扇ヶ原展望台では、 雄大な十勝平野を雲をかき分けるように展望することができました。

扇ヶ原を過ぎて、 然別湖に着くまでの一部区間は狭隘路になっており、 カーブの続く見通しの悪い雪道を進んで行きました。

1630過ぎに1日目の目的地である然別湖に到着し、 温泉入湯、夕食、然別湖コタン (湖上に巨大かまくらが複数建てられ、 かまくらの中で演奏会が行われたり、 バーがあり飲酒ができる) など、 寒いにもかかわらず観光客で賑わいを見せていました。

拓殖バス(元関東バスC2001)とかち帯広空港 とかち帯広空港に出迎えてくれたC2001。

とかち帯広空港 2012.2.25
拓殖バス(元関東バスC2001)幸福駅 幸福駅のキハ20形とC2001が一緒に収まる。

幸福駅 2012.2.25
拓殖バス(元関東バスC2001)形式写真 拓殖バス本社で行われた撮影会で、形式写真を収める。

北海道拓殖バス本社 2012.2.25
拓殖バス(元関東バスC1005,C2001,D1007) 関東バス時代でも同僚だった元C1005,C2001,D1007
が並んだ姿はとても凛々しい。

(左からC1005,C2001,D1007)北海道拓殖バス本社 2012.2.25
拓殖バス(元関東バスD1007) 関東バス時代には体験し得なかった雪原を行くC2001。

扇ヶ原展望台 2012.2.25




■2日目(2/26)→後扉が復元される。

2日目の2012(平成24)年2月26日(日)は、 0900に然別湖を出発し、 1000過ぎに十勝牧場内に乗り入れ、 白樺林の中を走行し撮影タイムとなりました。

撮影後は帯広市内にある有名菓子店「柳月」に立ち寄り、 お土産購入タイム。 帯広駅前では昼休憩のため一時解散・集合し、 ばんえい競馬を体感するとのことで帯広競馬場へ。 馬舎見学、 本レースを2レースほど観戦後、 北海道拓殖バス本社へ向かい部品即売会となりました。

拓殖バス本社内の整備工場に入ったC2001は、 ヒーターの設置された後扉を復元する作業に入ることとなり、 数ヶ月ぶりに後扉の開閉が可能となった他、 2段ステップを踏むことができました。
ただし、 ツアー終了後にはヒーターの再設置をするとのことでしたので、 わずか1,2時間のために後扉を復活して頂いた拓殖バス関係者の方々に感謝申し上げたいと思います。

北海道拓殖バス本社を後にし、 とかち帯広空港を目指しました。 1730頃に雪の降りしきるなか空港に到着し、 参加者一同また再会できることを思いつつ見送り、 1945発のADO60便にて帰路につきました。

2日目の天候は、1日目と同様に終日曇天かつ氷点下の気温でしたが、 C2001号車の車内はヒーターの効果が抜群で、 とても暖かかったのが印象的でした。

元C2001は、 普段は市内線・南商線で主に活躍中となっており、 今後も帯広近郊の地元の足として、 末永い活躍を期待したいところです。

2日目は然別湖から出発した。

然別湖 2012.2.26
拓殖バス(元関東バスC2001)
リア側の形式写真。

然別湖 2012.2.26
拓殖バス(元関東バスC2001)
通常は観光バスしか入らないところに路線車が柳月に入り、
立ち寄った際のワンシーン。

柳月スイートピア・ガーデン店(音更町内) 2012.2.26
拓殖バス(元関東バスC2001)
後扉ステップ復活のシーン。

北海道拓殖バス本社整備工場内 2012.2.26
拓殖バス(元関東バスC2001)



■元2000代関連のコンテンツ

→拓殖バスへ渡った関東バス車両
(拓殖バスで第二の活躍を始めた元2000代の豊富な画像を用意しました。)

→惜別、富士重+三菱+3扉の2000代。
(納車から除籍まで16年間を未公開画像で綴った特別企画ページ。)

→2000代「U-MP218K」の形式解説
(2000代車両解説のページもこの機会に併せてご覧下さい。)

→ヘッドライン:C2001除籍関連の記事
(C2001除籍前後のヘッドライン記事と関連画像があります。)






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