北海道へ渡った関東バス車両(道南バス編)
元・関東バス車両の追跡調査

道南バス89(元関東バスC2002)
最近の大きな話題は、3扉車しかも希少車種であったC2002が道南バスへ移籍したことだ。
714→3095→737(89) 室蘭東営業所(東町ターミナル) 2011.10.8
(画像提供:6621様)



2009(平成21)年11月から翌年3月にかけて関東バスから相次いで除籍となった 元210代「KC-RP211GSN改」, 元1000代「KC-JP250NTN改」, 元1510代「KC-LT333J改」, 元2010代「KC-MP337K」 であるが、 15台を超える元関東バス車両が道南バスへ集結し、2009(平成21)年12月末より順次運用を開始した。 そして2011(平成23)年8月には、 関東バス時代から希少車種として注目を浴びてきた元2000代「U-MP218K」のC2002も道南バスへ移籍、 移籍後は室蘭東営業所で整備を受けていたが、 特定輸送用として札幌へ移動、 登録番号の再交付が行われたことを確認した。

その後は特定輸送の任を解かれ、 再び室蘭へ移動し一般路線で使用されるようになったということで、 (室蘭200か・7 14→札幌200か30-95→室蘭200か・7 37) 今後の動向が非常に気になる状態となっている。

このたび、バス大好き様, 幸3丁目様より種車特定の材料になる画像や情報を多数ご提供頂いた結果、 全車の種車が判明したため、以下の通りまとめてご覧いただきたい。

※ご提供頂いた画像群は全て、敷地外もしくは特別に許可を得て撮影を行ったものです。



■関東バスB3009「U-UA440HSN」→道南バス「39」
2012(平成24)年4月に関東バスを引退した元B3009が、 室蘭(北海道登別市)にある北海道日野自動車室蘭支店へ移送され、 道南バス標準色に塗り替えられた上で室蘭ナンバーを取得(室蘭200か・7 48)、 一般路線車用として前扉が"出口"、 中扉が"入口"、 そして後扉が締切の状態で運用を開始した。

関東バスからの移籍に際しては、 前面と側面の行先幕がLED化改造、 そして入口となった中扉には後付けの扉用照明が追加されたが、 ほぼ原型を保っている。

その後、特定輸送用として札幌にて使用されていた89号車(元C2002)も一般路線用となり、 一般路線車として3扉車が使用されるようになって一般利用者も乗車機会を得たことは、 バスファンとしては大変喜ばしいこととなった。

後述する元C2002の89号車と共に、 関東バスの名物であった3扉車が室蘭の地で活躍する姿を、 皆様も確認してみてはいかがであろうか。


道南バス39(元関東バスB3009) 元B3009が道南バス「39」となったのを確認した。

748「39」 室蘭東営業所 2011.10.21
(画像提供:白鳥様)


→元B3009「39」の詳細情報について、専用ページを制作しました。




■関東バスC2002「U-MP218K」→道南バス「89」
道南バス89(元関東バスC2002) 元C2002が道南バス(89)となったのを確認した。

714「89」 室蘭東営業所 2011.10.9
(画像提供:6621様)
道南バス89(元関東バスC2002)リア画像 道南バス(89)リア,非公式側。
転用改造中の姿で、後面の行先表示器はその後撤去された。

714「89」 室蘭東営業所 2011.10.9
(画像提供:6621様)


2011(平成23)年8月に関東バスを引退した元C2002が、 8月末には室蘭(北海道登別市)にある北海道日野自動車室蘭支店へ移送され姿を現した。

外装は道南バス標準色に塗り替えられ、 その後室蘭ナンバーを取得(室蘭200か・7 14)、 道南バスの社番も(89)号車ということで室蘭東営業所にて使用開始へ向けた準備が進んでいることが判明したが、 特筆すべきは前中後扉を、 関東バス時代と同様に「入口」「出口」「出口」の3扉を活用する(車体表記参照)と見られることだ。

その後の調査では、 転用改造後に一般路線用とはならず札幌貸切センターへ転属し、 スクール輸送・貸切・特送での使用が開始された。
行先表示器は一般路線車のようにLED化はされず、 札幌貸切センター所属車両に共通の仕様である「DONAN BUS」の1コマのみ幕式で入れられ、 その他は収録されていなかった。 そして後面方向幕は後日撤去された。

その後89号車は、 札幌へ転属して登録ナンバーの再交付が行われ、 (札幌200か30-95)となったが、 また室蘭ナンバーへ戻った(室蘭200か・7 37)。

室蘭への出戻りに際しては中扉に扉用照明が追加され、 一般路線車への再改造が行われた。 また、 前面と側面の行先幕はLED化改造され、 前扉が"入口",中扉と後扉が"出口"の表記のまま一般路線にて使用されるようになり、 一般の利用者に乗車チャンスが出たということはバスファンにとっては朗報となろう。


道南バス89(元関東バスC2002) 札幌から室蘭へ出戻り、遂に一般路線として使用が開始された。

737「89」 室蘭東営業所 2011.11.13
(画像提供:白鳥様)


→元C2002「89」の詳細情報について、専用ページを制作しました。




■関東バスC2011〜2015「KC-MP337K」→道南バス「58,59,60,63,61」
道南バス58(元関東バスC2011) 元C2011が道南バス「58」となり若山営業所へ配属、室蘭東営業所へ転属したが出戻ったようだ。

624「58」 地球岬団地 2010.6.22
(画像提供:幸3丁目様)
道南バス59(元関東バスC2012) こちらは元C2012の道南バス「59」。若山営業所へ配属されている。

622「59」 東町ターミナル付近 2011.9.24
(画像提供:ak-3cp様)
道南バス60(元関東バスC2013) 元C2013が道南バス「60」となっていた。

623「60」 東室蘭駅西口 2010.5.9
(画像提供:バス大好き様)



→道南バス「60」の形式写真。

623「60」 登別若山営業所 2011.9.24
(画像提供:ak-3cp様)
道南バス63(元関東バスC2014) 元C2014は道南バス「63」となったことを確認。
 
635「63」 室蘭東営業所(東町ターミナル) 2010.6.29
(画像提供:幸3丁目様)
道南バス61(元関東バスC2015) 元C2015は道南バス「61」となり、元2010代全車が道南バス若山営業所に集結した。

641「61」 登別若山営業所 2011.10.8
(画像提供:6621様)


2009(平成21)年11月から翌年1月にかけて関東バスから除籍となった
元2010代「KC-MP337K」であるが、 5台全車が道南バスへ集結したようで、2009(平成21)年12月末より順次運用を開始している。

バス大好き様, 幸3丁目様より種車特定の材料になる画像や情報をご提供頂いた結果、 5台全車について以下の通り特定することができた。

C2011→(室蘭200か・6 24)「58」登別若山営業所→室蘭東へ転属(2010.6)
 →その後登別若山へ再転属
C2012→(室蘭200か・6 22)「59」登別若山営業所
C2013→(室蘭200か・6 23)「60」登別若山営業所
C2014→(室蘭200か・6 35)「63」登別若山営業所
C2015→(室蘭200か・6 41)「61」登別若山営業所

これら元2010代については前面と側面の表示器はLED改造が施され、 そしてリア面の行先表示は撤去されている。

また、元C2011である58号車が2010(平成22)年6月中旬に当初の配属先であった登別若山営業所から室蘭東営業所へ転属、 更に新天地で運用を開始したということであったが、 転属後3日間運用された後に冷房系統の故障により運用を離脱してしまった。
後に58号は冷房系統を修理されたが、 無線機の無装備等から運用される系統に限界があり、 登別若山に在籍していた113号と交換配置で再び登別若山営業所に復帰した。

ということで室蘭東営業所の単独運行系統で使用されていた際の上記58号の画像は、 今となっては見ることの出来ない大変貴重なシーンとなった。

※これら一連の動向については、幸3丁目様から情報提供を頂きました。ありがとうございました。

→関東バスから移籍した道南バス車両に関する皆様からの画像や情報は引き続きお待ちしております。



DETAILS

元C2011「58」
→「58」フロント(右側面)
(画像提供:練馬急行様)
→「58」リア
(画像提供:6621様)
→「58」リア正面
(画像提供:練馬急行様)

元C2012「59」
→「59」フロント
(画像提供:atb models様)
→「59」リア
→「59」サイドビュー(左側面)
→「59」サイドビュー(右側面)
(画像提供,上記3点共:練馬急行様)

元C2013「60」
→「60」フロント
(画像提供:atb models様)
→「60」リア
(画像提供:練馬急行様)
→「60」フロント正面
(画像提供:練馬急行様)

元C2014「63」
→「63」フロント
(画像提供:6621様)
→「63」フロント(右側面)
(画像提供:atb models様)
→「63」リア
(画像提供:atb models様)

元C2015「61」
→「61」フロント
→「61」リア
→「61」サイドビュー(左側面)
→「61」サイドビュー(右側面)
→「61」フロント正面
→「61」リア正面
(画像提供,上記6点共:練馬急行様)






■関東バスA1516,A1517「KC-LT333J改」→道南バス「99,100」
元関東バスA1516の道南バス99 元A1516が道南バス「99」となったのを確認した。

651「99」 室蘭東営業所(東町ターミナル) 2011.10.5


2010(平成22)年1月に関東バスか除籍となり全廃となった
元1510代「KC-LT333J改」のうち、 A1516とA1517が道南バスへ移籍、 2010(平成22)年11月現在では転用改造工事が完了し、 一部営業運転を開始している模様である。

この元1510代についてもバス大好き様より画像や情報を多数ご提供頂いたので、 このなかで車両全体を確認できる画像や内部画像をご覧頂きたい。

画像と情報をご提供頂いた結果、 元1510代の種車を以下の通り特定することができた。

A1516→(室蘭200か・6 51)「99」室蘭東営業所
A1517→(室蘭200か・6 50)「100」苫小牧営業所

道南バスへ移籍した車両は前面と側面の表示器は種車のサイズをそのまま活用してLED改造が施され、 そしてリア面の行先表示は撤去されているのが基本仕様となっているが、 確認された限りでは少なくとも元A1517の650「100」はLED表示ではなく、 従来の幕式となっているのが特徴である。 また側面幕については、道南バスの側幕は小さいのが基本で、 関東バス時代の幕の大きさではないためこの状態では非常に小さく見える。

このほか車内については、 関東バス時代の内装がそのままとなっている。
そして車内の改造点は整理券発行の機械を設置、運賃表示機を設置といった程度で、 あとはほぼ転用前のまま使われるようだ。

この元A1516,A1517の道南バス移籍により、 関東バス除籍後の1510代全車が転用改造され、 そして移籍先も全て判明したことになる。

→関東バスから移籍した道南バス車両に関する、皆様からの画像や情報は引き続きお待ちしております。


DETAILS

元A1516「99」
→「99」転用改造中の姿・フロント
(画像提供:バス大好き様)
→「99」の車内。関東バス時代の内装がそのまま引き継がれるようだ。
(画像提供:バス大好き様)
→「99」フロント
→「99」リア
→「99」フロント正面
→「99」リア正面
(画像提供,上記4点共:練馬急行様)


元A1517「100」
→元A1517である650「100」はLEDではなく従来の幕式となった。
(画像提供:バス大好き様)
→「100」車内画像
(画像提供:バス大好き様)
→「100」フロント(左側面)
(画像提供:練馬急行様)
→「100」リア
(画像提供:練馬急行様)
→「100」サイドビュー(左側面)
(画像提供:バス大好き様)
→「100」フロント正面
(画像提供:練馬急行様)
→「100」リア正面
(画像提供:練馬急行様)



■関東バス1000代「KC-JP250NTN改」→道南バス「101,102,104,105,106」
元関東バスB1004の道南バス103 元B1004が道南バス「103」となった。 元関東バス車両としては唯一、静内営業所に配属されて撮影が困難な車両の一つである。

632「103」 静内駅前 2011.10.5

元関東バスB1004の道南バス103リア 元B1004,道南バス「103」のリア画像。

632「103」 静内駅前 2011.10.5


2009(平成21)年度に関東バスを除籍となった
元1000代「KC-JP250NTN改」は10台全車が再就職を果たし、 福島交通・北海道拓殖バスで第二の活躍を始めているが、 北海道室蘭市に拠点を置く道南バスにも元1000代が集結し、 2009(平成21)年12月末より転用改造工事が行われ順次運用を開始した。

このうち、 バス大好き様より多数画像をご提供頂いた結果、 元1000代の種車を以下の通り特定することができた。

A1001→(室蘭200か・6 31)「104」平取営業所
A1002→(室蘭200か・6 45)「106」平取営業所
 →その後登別若山へ転属(2011.9)
B1003→(室蘭200か・6 30)「102」登別若山営業所
B1004→(室蘭200か・6 32)「103」静内営業所
C1006→(室蘭200か・6 26)「101」登別若山営業所

D1008→(室蘭200か・6 44)「105」平取営業所
 →その後登別若山へ転属(2011.9)

道南バスへ移籍した車両は前面と側面の表示器はLED改造が施され、 そしてリア面の行先表示は撤去されているのが基本仕様となっているようだ。

元関東バス車両1000代の道南バス移籍車数は、 計6台ということになった。

→関東バスから移籍した道南バス車両に関する、皆様からの画像や情報を引き続きお待ちしております。


DETAILS

元A1001「104」
→「104」車内画像。関東バス時代の社番がそのままである。
(画像提供:バス大好き様)

元A1002「106」
→「106」フロント
→「106」フロント面
→「106」リア面
(画像提供,上記3点共:練馬急行様)

元B1003「102」
→「102」フロント
(画像提供:練馬急行様)
→「102」リア
(画像提供:練馬急行様)
→「102」フロント面
(画像提供:バス大好き様)
→「102」リア正面
(画像提供:練馬急行様)

元B1004「103」

元C1006「101」
→「102」フロント
(画像提供:練馬急行様)
→「102」リア
(画像提供:練馬急行様)
→「101」フロント面
(画像提供:バス大好き様)
→「101」フロント(左側面)
(画像提供:ak-3cp様)

元D1008「105」
→「105」転用改造中の姿・フロント
(画像提供:バス大好き様)
→「105」フロント(左側面)
(画像提供:atb models様)



■関東バス210代「KC-RP211GSN改」→道南バス「107,108」
道南バス108(元関東バスE215) 元E215が道南バス(108)となっているのを確認した。

647「108」 登別若山営業所 2012.6.27
(画像提供:練馬急行様)

道南バス107(元関東バスE216) 元E216が道南バス(107)となっているのを確認した。

648「107」 室蘭東営業所(東町ターミナル) 2010.11.18
(画像提供:バス大好き様)



2009(平成22)年3月に関東バス五日市街道営業所を除籍となった E215,E216「KC-RP211GSN改」についても道南バスへ移籍したことを確認した。

2010(平成22)年12月現在では転用改造工事を完了、 元E216である「107」についてはすでに運用を開始、 元E215である「108」は12月15日より営業運転を開始したとの情報をバス大好き様よりご提供頂いた。

この元210代についてもバス大好き様より種車特定の材料になる画像や情報をご提供頂いた結果、 種車を以下の通り特定することができた。

E215→(室蘭200か・6 47)「108」登別若山営業所※新たに判明
E216→(室蘭200か・6 48)「107」室蘭東営業所

これらに関しては、 関東バスの元社番が消されており、 LED表示器,無線器,新型運賃箱,運賃表示器,整理券発行器の取り付けが行われた。


DETAILS

元E216「107」
→「107」フロント(右側面)
(画像提供:練馬急行様)


元E215「108」
→「108」フロント
(画像提供:ak-3cp様)
→「108」リア
→「108」サイドビュー(右側面)
→「108」フロント正面
→「108」リア正面
(画像提供,上記4点共:練馬急行様)


→関東バスから移籍した道南バス車両に関する、皆様からの画像や情報を引き続きお待ちしております。





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